ロジャー・フェデラー。
YouTube / Uniqlo
- ユニクロの最新CMで、テニス選手のロジャー・フェデラーがピアノの腕前を披露している。
- 子どもの頃にピアノを習っていたというフェデラーだが、テニスに専念するまで時間はかからなかった。
- フェデラーはもう一度ピアノを習い、妻のために1曲弾いて驚かせたかったという。
フォアハンドで有名なロジャー・フェデラーだが、彼の弾くバッハはどうだろう?
幸運なことに、ユニクロの最新の広告キャンペーンを見れば、テニスファンはそれを確認することができる。グランドスラムを20回制した王者がピアノを弾いているのだ。
広告は冒頭、紅茶のカップを持ったフェデラーが、黒いピアノの鍵盤の蓋を開ける。そして椅子に座ると、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの平均律クラヴィア曲集第1巻第1番ハ長調(BWV 846)のメロディーを弾き始めるというもの。
しばらくすると、フェデラーがピアノを弾くのはこれが初めてではないことが分かる。
「子どもの頃、両親からピアノを弾くよう勧められた」
YouTubeに公開されたユニクロの広告の中でフェデラーは語った。
「もちろん、ぼくの頭はテニスでいっぱいだった。ぼくにとって、ピアノは常にちょっとややこしいものだったけれど、今こうして改めてやってみると、とても面白い」
「まだ練習が必要だけど、いつか妻のために1曲弾いて驚かせたいから、もっと時間ができて、もう一度ピアノを弾き始めるのが待ち切れないんだ」
広告(動画)はこちら:
もちろんフェデラーにとっては、今もテニスが1番だ。目下、2月下旬にアラブ首長国連邦で開催される「ATP 500 ドバイ」に向けて準備中だ。
1月に開催された今年最初の四大大会、全豪オープンの4回戦でステファノス・シチパスに敗れたフェデラーは、復活を狙っている。
「ATP 500 ドバイ」は2月25日に開幕する。
(敬称略)
(翻訳、編集:山口佳美)