Chip Somodevilla/Getty Images
2017年1月20日(現地時間)、ドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ合衆国大統領に就任した。
奇しくも、Business Insider Japanがスタートしたのは同じ週の1月16日。振り返ると、ロシア疑惑、移民政策や国境の壁、メディアとの対立、トランプファミリーなど、さまざまな話題を取り上げてきた。
民主党、スターバックスの元CEOなど、2020年の大統領選に向けての動きも盛り上がりつつある。
3年目を迎えるトランプ政権、就任直後のニュースを振り返ってみた。
短い映像の中に垣間見えるトランプ大統領の驚くべき世界観
Screenshot/ABC
Jan. 30, 2017
2017年1月25日(現地時間)に行われたABCアナウンサーのデイビッド・ミューア(David Muir)氏の質問に対する短い回答に、トランプ大統領の世界観が凝縮されていた。
ミューア氏はリビア、イラン、イラク、シリア、イエメン、ソマリアやスーダンといったイスラム圏の国々からの移民を一時禁止するという大統領令に対し、イスラム系の人々や世界中からさらなる怒りを買うのではないかと質問した。
「さらなる怒り? すでにこの世は怒りであふれている」
トランプ大統領の「変な握手」をボディランゲージの専門家が分析
Win McNamee/Getty Images
Apr. 04, 2017
トランプ大統領は、非常に評判の悪い変な握手をすることで有名だ。
実際に、インターネットで大きな話題になっている。相手の手を取り、近くまで引き寄せ、ポンポンと軽く2、3回たたいて、最後に手を上下に振って終わらせる、という大体の形が決まっている。
この握手の仕方には、何か意味があるのだろうか。単に長年の癖なのか、それとも力を見せつけるためにあえてとっている行動なのか。
シリコンバレー在住のリベラルな僕がトランプ大統領支持者100人と話して理解した「アメリカのリアル」
サム・アルトマンはシリコンバレーでもっとも有名なスタートアップインキュベーター「Yコンビネーター(Y Combinator)」を経営している。
Getty Images
Feb. 25, 2017
サム・アルトマンはシリコンバレーでもっとも有名なスタートアップインキュベーター「Yコンビネーター(Y Combinator)」を経営している。
彼はトランプ氏に投票しなかったが、今回の件についてアメリカが何を考え、感じているかを知りたいと思い立ち、トランプ大統領支持者をインタビューしながら数カ月かけて全米各地をまわった。
彼はそこでの発見を個人ブログに発表した。Business Insiderは許可を得て、それをここに転載する。
日系のハーバード大学生、トランプ政権下で不法移民として暮らす心境を語る
タナカ氏と両親
Daishi Tanaka
Feb. 13, 2017
ハーバード大学2年生のダイシ・タナカ(Daishi Tanaka)氏は、彼のクラスメートたちと変わらない学生生活を送っている。
しかし、移住証明書のない(undocumented)移民としてアメリカに住むタナカ氏は、自分の未来に対して一抹の不安を抱えている。それは、彼の学生仲間は感じることのない不安だ。
例えば、次にいつ両親に会えるのかわからない不安がある。彼の両親は13年の在米生活後、昨年夏にアメリカを去った。大統領選挙中、移民に対する否定的な発言が加速していた最中のことだった、とタナカ氏は語る。
ファストフード大好き! トランプ大統領の驚くべき生活習慣
フライドポテトを食べるトランプ大統領(2017年1月30日撮影)
REUTERS/Ray Stubblebine
Feb. 08, 2017
大量のファストフードに、わずかな睡眠時間。カートを使って移動するゴルフ以外には、ほとんど運動もしない。
20歳の若者にさえ、医者はこんな生活習慣を勧めないだろう。しかし、ルーティンが大好きなトランプ大統領にとっては「普通のこと」だ。70歳という史上最高齢で大統領に就任したトランプ氏について、ウェブメディアAxiosは書いている。