どうして家計がうまくいかない? 15年間「お金」について書いてきた作家が明かす、その理由とアドバイス

ラミット・セティ

筆者、ラミット・セティ。

Courtesy of Ramit Sethi

  • この記事を書いたラミット・セティ(Ramit Sethi)氏は起業家でCEO、ニューヨーク・タイムスのベストセラー『I Will Teach You to Be Rich』の筆者だ。
  • ポッドキャスト『The Points Guy』でセティ氏は、なぜお金の「やりくり上手」でいることがこれほど難しいのか語った。
  • 同氏は、あらゆる細かなことにまで、数多くの矛盾するアドバイスがあり過ぎることがその原因だと語った。

細身のインド人の男からいい感じの"ラミット 2.0"になるためにはどうしたらいいかと考えていた頃、筆者はグーグル検索や、1日に13個の生卵を丸飲みすれば「魔法のような」効果があるというコーヒーショップのある男のアドバイスで、どんどん積み上がっていく「やるべきこと」にめまいを覚えた。

そう……

フィットネスや恋愛、そしてお金の話になると、わたしたちは皆「多すぎるアドバイス」に圧倒されてしまうのだ。そして最終的には、何もしない、もしくは長期的には何の役にも立たないことばかりしてしまいがちだ。

「支出は収入より少なく!」

「アボカド・トーストとラテをやめよう!」

「何かに取り組んでいるなら、人生を楽しんでいる場合じゃない!」

(ちなみに、試しに計算してみたところ、24万5000ドルの家を買うための頭金として20%を貯めるには、19ドルのアボカド・トーストを2578回我慢しなければならない!泣)

ポッドキャスト『The Points Guy』を立ち上げた友人のブライアン・ケリー(Brian Kelly)に最近、筆者が話したように……

「アメリカの大半の人(とこれを聴いている大半の人)は、もっとやりくり上手になれるだろう。鏡をよく見て、自分の家計を良くするにはどうしたらいいか、考え始めることはできるはずだ」

「ただ、長期的には実際、何のプラスにもならない3ドルくらいの買い物をどうするかというようなことばかりが話題になっていて、適当な仕事に就き、給与交渉をし、月に100ドルでもいいから投資を自動化するといった数少ない、"大きな成功"に目を向けていない」

「こうしたことを5~10個、実践すれば、あとは好きなだけラテやアボカド・トーストを買っていい。その上で、豊かな生活を続けることができる」

ちょうどフィットネスと同じだ。理想の体型を手に入れ、それを長期的に維持するには、自分が楽しめるエクササイズを見つけ、健康的な食事のスタイルを身に付けるといった、いくつかの一貫性ある"大きな成功"に集中することが必要だ。これはビジネスにも言える。付加価値を最大化するアイデアを持ち、最初の客(そしてその後、もっと多くの客)を見つけるのだ。

自身の家計に秩序をもたらしたいなら、"大きな成功"に集中することから始めるといい。 例えば、借金があるなら積極的に返済しよう。借金がないなら、自分にとっての夢の仕事を見つける、もしくはより高い給与を求めて交渉してみよう。1年で5000ドル(約55万円)収入を増やすことができれば、5年で2万5000ドル(約280万円)のプラスだ。大きな視点を持とう。

そうすることで、日々の細かな出費をさほど気にせずに済み、自分の好きなものを楽しんだり、友人や家族、自分にとって重要なものにお金を使うこともできる。

[原文:I've been writing about money for 15 years, and it's perfectly clear to me why so many people don't feel like they're good with money]

(翻訳、編集:山口佳美)

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