米マクドナルドが新しい朝食メニューを導入、戦略を転換

米マクドナルドの新しい朝食メニュー、ドーナツスティック

米マクドナルドの新しい朝食メニュー、ドーナツスティック

McDonald's

  • 米マクドナルドは、ドーナツスティックと名づけた新しい朝食メニューを発売する。シナモンシュガーをまぶしたスティック状のドーナツだ。
  • ドーナツスティックは、マクドナルドが数年ぶりに全米で発売する朝食のベイクドメニュー。販売は朝のみ。
  • マクドナルドは長い間、ファストフードの朝食メニューで王座を誇ってきた。だが競合が朝食メニューを強化したことで、近年シェアを減らした。

米マクドナルドは朝食メニューを強化するために、ドーナツスティック(Donut Sticks)の提供を開始する。

2月11日(現地時間)、米マクドナルドは、ドーナツスティック ── シナモンシュガーをまぶしたスティック状のドーナツ ── を朝食メニューに追加するというBusiness Insiderの記事を認めた。ドーナツスティックはアメリカ国内で2月20日から期間限定で販売される。

米マクドナルドによると、価格は6本入りが1ドル29セント(約140円)、12本入りが2ドル39セント(約260円)。同社のおすすめは6本入りドーナツスティックとSサイズのコーヒーのセット、価格は1ドル99セント(約220円)。

マクドナルドは長い間、ファストフードの朝食メニューで王座を誇っていた。だが競合が朝食メニューを強化したことで、近年シェアを減らした。そこで米マクドナルドは新メニューで朝食メニューの強化に乗り出した。

すでに終日注文できる朝食メニューが売上を増加させているが、同社は朝食限定メニューを追加する方向に転換を図る。

2018年9月、米マクドナルドは、全サイズ1ドルのコーヒー、1ドルのソーセージビスケット、1ドルのソーセージマックマフィンなど含む、1ドル、2ドル、3ドルのメニューを拡大した。

さらに同年11月には通常の3倍の肉が入った新メニュー、トリプルブレックファーストスタック(Triple Breakfast Stacks)を追加した。同社にとって15年ぶりの新しい朝食メニューだ

マクドナルドはまた2月11日、マフィントッパーズ(Muffin Toppers )やコーヒーケーキなどの「プレミアムベーカリー」を一部地域でテストしていると述べた。

2019年1月、投資家との電話会議で米マクドナルドのCFO、ケビン・オザン(Kevin Ozan)氏は、同社が来店客数の増加、特に朝の来店客数の増加に取り組んでいることに言及した。

「客単価の上昇は順調だが、顧客の来店頻度をさらに上げたい」とオザン氏は語った。

「我々が展開しようとしている取り組みは数多く、一部は基本的なことで従業員のレベルに目を向けている。そして明らかに、メニュー改革は常に重要な役割を担う」

新メニューは新規客の獲得に貢献する。そして朝食限定メニューは、今はコーヒーを買いにマクドナルドに定期的に“来ていない人”に、毎朝来店してもらうためのきっかけとなるだろう。

ドーナツスティックは、マクドナルドが数年ぶりに全米で発売する朝食のベイグドメニュー。これまで同チェーンはいくつかの地域限定メニューをテストしてきた

現在、全米で展開しているマックカフェベーカリー(McCafé Bakery)のメニューには、アップルパイと2種類のクッキーの3つのメニューしかない。

[原文:McDonald's is debuting another new breakfast item, and it reveals a massive shift in the fast-food chain's strategy

(翻訳:Makiko Sato、編集:増田隆幸)

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