700万以上のアメリカ人、自動車ローンを延滞 ── エコノミストも驚愕の事実

700万以上のアメリカ人が自動車ローン未払い

700万以上のアメリカ人が自動車ローンの支払いに苦しんでいる。

AP Photo/Charlie Neibergall

  • ニューヨーク連邦準備銀行のレポートによると、700万以上のアメリカ人が少なくとも90日、自動車ローンの支払いを延滞している。
  • 自動車ローンの支払いが最近遅れ出した人の多くは、30歳未満の人とクレジットスコアが低い人。
  • 労働市場と経済の強さを考えると、延滞者の増加は「驚くべきこと」と同行のエコノミストは述べた。

数百万のアメリカ人が自動車ローンの支払いに苦しんでいる。エコノミストも把握していなかった驚きの事実だ。

ニューヨーク連邦準備銀行のレポートによると、700万以上のアメリカ人が自動車ローンを延滞しており、少なくとも90日、支払いが遅れている。

同行のエコノミストは、労働市場と経済の強さを考えると、これは「驚くべきこと」と述べた。

アメリカ人はしばしば、自動車ローンの支払いを優先する。自動車は通勤や仕事に欠かせないものだからとワシントン・ポストは伝えた

記録的な数のアメリカ人が自動車ローンの支払いを延滞しているという事実は「通常、低所得者層および労働者階級の人々の間に大きな問題があることのサイン」と同紙は記した。

「かなりの数の人が自動車ローンの支払いに苦しみ、その数が増えていることは、すべてのアメリカ人が強い労働市場、およびこれまでの観測や予測から恩恵を受けたわけではないことを示した」と連邦準備銀行のエコノミストはレポートの分析をブログに記した

データによると、自動車ローンの支払いが最近遅れ出した人の多くは、30歳未満の人とクレジットスコアが低い人。クレジットスコアが620を下回り、サブプライムと呼ばれる人の8%が2018年第4四半期、自動車ローンの支払い状況が悪化した。

またデータによると、延滞者の多くは銀行や信用組合ではなく、自動車ローン会社からお金を借りている。

さらに自動車ローン会社が抱える未払いローンの半分は、クレジットスコアの低い人に貸し付けたもので、こうしたローンの6.5%は90日以上延滞している。

一方、信用組合が抱える未払いの自動車ローンのうち、クレジットスコアの低い人に貸し付けたものは14%、延滞はそのうちの0.7%に留まる。

自動車ローン市場における延滞者の数は記録的なものとなっている。2010年末と比較して、今は100万人以上多くなった。

2010年と比べると、今はより多くの人が自動車ローンを借りている。そのため、延滞者の割合は下がっているが、少なくとも90日支払いが遅れている人は増えている。

連邦準備銀行は5年間以上にわたって自動車ローン業界を追跡してきた。同行のエコノミストはブログで、警告を鳴らすのは初めてではないと述べた。

2017年、同行の四半期レポートは、2011年と比較すると自動車ローン会社がクレジットスコアの低い人に貸し付けた自動車ローンの延滞率は倍増したことに注目した。当時、Business Insiderは伝えた

また当時、ウォール街もサブプライム自動車ローン市場に懸念を表していること、そして2016年と2017年、アメリカ人は大学に通うことよりも、自動車を購入するために、より多くのお金を借りたことをBusiness Insiderは伝えた

[原文:A record 7 million Americans have stopped paying their car loans, and even economists are surprised

(翻訳、編集:増田隆幸)

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