Flickr / US Army
- 国防総省のデータによると、2018年12月時点で陸軍州兵、空軍州兵は約43万人。
- 州兵は、毎月1回の週末と年に2週間の訓練に参加することが義務づけられている。だが多くの場合、州と国のためにより長期間尽くすことになる。
- 2001年9月から2015年9月までの間に、約42万8000人の州兵が配備された。
- 州兵は、災害時にも派遣される。たとえば、先日のカリフォルニア州での山火災やハリケーン・ハービーの時などだ。
- 能力は州によってさまざま ── 我々は、規模、特殊部隊や空爆能力、戦闘旅団の有無などからトップ6の州を決めた。テキサス州が総合力で最も優れていた。
1位 テキサス州
テキサス州フォートフッドでの実弾射撃訓練。2018年10月。
Sgt. Kyle Burns/Texas National Guard
テキサスの州兵に手を出したら大変なことになる。
テキサス州は1位に相応しい能力を擁している。
最大の要素は規模 ── テキサス州兵は陸軍と空軍を合わせて2万1000人近く。
またテキサスは、第19特殊部隊グループの2つの中隊と、空爆能力とドローンを擁する戦闘攻撃航空団の本拠地でもある。
2位 カリフォルニア州
カリフォルニア州ロスアラミトス付近での高高度降下訓練。2018年2月。
Senior Airman Crystal Housman/Air National Guard
カリフォルニア州兵は、第19特殊部隊グループの陸軍特殊部隊グリーンベレーを含め、テキサスにほぼ匹敵する。
だが、アメリカで最も人口の多い州だが州兵の人員は約1万8000人にとどまり、2位となった。
3位 ペンシルベニア州
UH-60ブラックホークの側面を見張る。サウスカロライナ州ニコルズ付近。2018年9月。
Capt. Travis Mueller/Pennsylvania National Guard
ペンシルベニア州はカリフォルニア州よりも多い、約1万8500人の州兵を擁している。
だが、同州には特殊部隊が配備されていないため、3位となった。
4位 オハイオ州
オハイオ州空軍第180戦闘航空団のF-16ファイティングファルコン。
Senior Airman Hope Geiger/Air National Guard
地理的には小さいが、国勢調査のデータによると、オハイオ州はアメリカで7番目に人口が多い州。強力な州兵が配備されていても驚きではない。
人員は1万6500人。陸軍特殊部隊グリーンベレー、ジェット機パイロット、そしてアフガニスタンに派遣された歩兵旅団戦闘団を擁する。
5位 ニューヨーク州
CH-47チヌークから降りる第101騎兵隊のニューヨーク州兵。
Tech. Sgt. Ryan Campbell/Air National Guard
特殊部隊は配備されていないが、人員は1万5500人強。
無人機MQ-9リーパーを擁する2つの攻撃飛行隊と歩兵旅団戦闘団を擁している。
6位 ジョージア州
ジョージア州議会議事堂の上を飛行するジョージア陸軍州兵のペリコプター。ブライアン・ケンプ州知事の就任式、2019年1月14日。
Spc. Tori Miller/Army National Guard
ジョージア州には特殊部隊は配備されていない。だが、歩兵旅団戦闘団を含む約1万4000人のアメリカで6番目に大きい州兵を擁している。
[原文:These six states have National Guard forces that could rival a foreign army]
(翻訳:一柳優心、編集:増田隆幸)