ファーウェイの折りたたみスマートフォン「Mate X」。
Reuters
- 2月24日(現地時間)、ファーウェイは同社初の折りたたみスマートフォン「Mate X」を発表。
- 価格は2600ドル(約29万円)、2019年半ばに発売予定。
- バルセロナで開催中のモバイル・ワールド・カンファレンス(MWC)に展示されたMate Xを見てみよう。
ファーウェイはライバルのサムスンに続いて、折りたたみスマートフォン「Mate X」を発表した。
Mate Xはサムスンの「Galaxy Fold」より大きく、一見すると、より先進的に思える。
技術的な複雑さを考えると、全体を美しく、印象的なデザインに収めているが、価格は2600ドル(約29万円)と高額。
安価で、大型のディスプレイを備えたスマートフォンが普及している今、タブレットになるスマートフォンを実際に必要としている人が存在するのかどうかは、また別の問題。
24日、バルセロナのMWCで発表されたMate Xを見てみよう。
本当に折り曲がっている。実際に見るとビックリさせられる。
Reuters
価格は2600ドル、サムスンのGalaxy Foldより高い。
Shona Ghosh/Business Insider
MWCでは実際に手に取って試すことはできなかった。Mate Xは透明なケースと係員に守られていた。多くの人が注目していた。
Shona Ghosh/Business Insider
サムソンはGalaxy Foldを発表イベントのステージで見せただけで、実機は展示しなかった。
Mate Xは1つのディスプレイを折りたたむことで、スマートフォンにも、タブレットにもなる。
左は開いた状態、右は折りたたんだ状態。
Shona Ghosh/Business Insider
広げている様子。継ぎ目などは見えないようだ。
ファーウェイの従業員が取材陣に折りたたむ様子をデモ。
Reuters
サムスンのGalaxy Foldは逆。Galaxy Foldは本のように開くと内側のタブレット画面が現れる。
サムスンの方法だと、スマートフォンとして使う時のために、外側にもう1つのディスプレイが必要になる。
折りたたみ部分に継ぎ目などは見えない。素晴らしい。
Reuters
タブレット画面は8インチ、スマートフォン画面もなんと6.6インチ。つまり、タブレットとしては適切なサイズで、スマートフォンとしては巨大な画面を備える。
Galaxy Foldのスマートフォン画面は4.6インチ、タブレット画面は7.3インチ。
Shona Ghosh/Business Insider
背面。ヒンジが見える。カメラとUSB充電ポートは少し太めのサイドバーに。ヘッドホンジャックの場所は分からなかった。
Shona Ghosh/Business Insider
サイドバー。3つのカメラが見える。
Shona Ghosh/Business Insider
ファーウェイは、スマートフォン・モードとタブレット・モードの間の移行はソフトウエアがスムーズに調整すると述べた。
Reuters
懸念の1つは折りたたんだ時の厚さ。ポケットの収まりは悪いかもしれない。
Shona Ghosh/Business Insider
スマートフォン・モードのMate Xを横から。やや厚め。
Shona Ghosh/Business Insider
だがタブレットの時はスリムで格好いい。
Reuters
Mate Xは5G対応。ヨーロッパで初の5Gネットワークが稼働する2019年半ばに発売予定。
Shona Ghosh/Business Insider
CPUはファーウェイのKirin 980、メモリは8GB、ストレージ容量は512GB。
Shona Ghosh/Business Insider
[原文:Here's a close-up look at Huawei's $2,600 folding phone, the Mate X]
(翻訳、編集:増田隆幸)