ウォーレン・バフェット氏が語る、コストコの恐ろしさとは

ウォーレン・バフェット氏

ウォーレン・バフェット氏は、コストコが小売業界を支配しつつあると言う。

Paul Morigi/Getty Images

  • ウォーレン・バフェット氏は、コストコを小売業界における恐ろしい競争相手と見なしている。プライベートブランド「カークランド(Kirkland)」の存在がその大きな理由だ。
  • CNBCのインタビューに応じたバフェット氏は、クラフト・ハインツの2018年の売り上げ263億ドル(約2兆9000億円)とコストコのカークランドの売り上げ390億ドル(約4兆3000億円)を比較してみせた。
  • 「(クラフト・ハインツは)100年以上にわたって、ものすごい量の広告を使って人々の習慣やその他全般に根付いてきた」「そして今、プライベートブランドのカークランドが現れ、わずか750ほどの直販店でクラフト・ハインツの全ブランドよりも50%以上売れている」と、バフェット氏は語った。

ウォーレン・バフェット氏によると、コストコのブランド「カークランド」はパッケージ・グッズ分野を支配しつつある。

2月25日朝(現地時間)のCNBCのインタビューで、バフェット氏はパッケージ商品のブランドが小売業者に押されていると語った。

バフェット氏によると、その象徴とも言えるクラフト・ハインツのブランドが、ウォルマートやコストコといった小売業者のプライベートブランドとの競争に苦しんでいる。こうしたプライベートブランドの評価は近年上がっていて、価格の手頃さで顧客をつかんでいる。

ウォルマートやコストコ、アマゾンといった企業に「肩を並べたい」と望む者にとっては、「10年前に比べて交渉の手が減っている」とバフェット氏は言う。

中でもコストコのプライベートブランド「カークランド」は、恐ろしい競争相手になり得ることを証明している。ここ100年、数十億ドルを広告につぎ込んできたクラフト・ハインツの2018年の売り上げが263億ドルだった一方、カークランドの売り上げは390億ドルまで成長したとバフェット氏は指摘する。

同氏はクラフト・ハインツのブランドについて「100年以上にわたって、ものすごい量の広告を使って人々の習慣やその他全般に根付いてきた」と述べ、「そして今、プライベートブランドのカークランドが現れ、わずか750ほどの直販店でクラフト・ハインツの全ブランドよりも50%以上売れている」と語った。

クラフト・ハインツの株価は22日、その期待外れの決算報告を受け、27%近く急落した。バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイも30億ドル以上を失った。

コストコの2018年12月の報告によると、2018年のカークランドの売り上げは2017年から40億ドル増えた。カークランドの売り上げは同社全体の売り上げの3分の1近くを占めている。

Business Insiderが以前報じたように、「顧客はブランドを品質と価値の融合したものとして見なしていて、それが買い物客をコストコに向かわせる、他の小売業者が提供できない —— オンラインでもオフラインでも —— ユニークな理由を与えている」のだ。

[原文:Warren Buffett explains how Costco is dominating in one crucial area (COST)]

(翻訳、編集:山口佳美)

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