オウケイウェイブ、仮想通貨「c0ban」のLastRootsを子会社化へ——進む仮想通貨業界の再編

ビットコインイメージ

撮影:今村拓馬

名証セントレックスに上場し、Q&Aサイトを運営するオウケイウェイヴ(東京都渋谷区)が、日本発の暗号資産(仮想通貨)c0ban(コバン)を展開するLastRoots(東京都中央区)を子会社する方針を固めた模様だ。複数の関係者への取材でわかった。

ネット証券大手のSBIグループがLast社の株式3割超を保有し、役員も派遣していたが、オウケイ側が近く同グループの持ち分の譲渡を受け、Last社を持分法の適用対象とする。

そのうえで、2019年3月中にもオウケイ社がLast社の株式の過半を取得し、子会社化する方針とみられる。

子会社化で、仮想通貨交換業の登録目指す

この数年、暗号資産関連の事業に力を入れてきたSBIグループは、グループ内にはすでに登録済みの交換業者であるSBIバーチャル・カレンシーズがある。同グループは2017年12月以降Last社に出資していたが、仮想通貨交換業については今後、SBIバーチャル・カレンシーズに経営資源を集中させる方針とみられる。

Last社は、2017年9月に仮想通貨交換業者としての登録を金融庁に申請したが認められず、「みなし業者」として運営を続けてきた。

仮想通貨交換業者として金融庁に登録をするうえでは、金融機関並みのセキュリティや、コンプライアンス態勢の構築が求められる。オウケイ社は2018年6月にプレミア証券(東京都中央区)を完全子会社化している。

Last社は、オウケイ社からの出資に加え金融機関経験者らの派遣も受けることで態勢を強化し、早期の登録を目指す。

一方のオウケイ社側も、仮想通貨交換業者としての登録を目指してきたが、Last社を子会社化することで、両者の経営資源を併せ、早期の交換業者としての登録を目指す。

2019年1月29日には、オウケイ社とLast社が業務提携を発表していた。

(文・小島寛明)

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