ボルボの最新EV、アンドロイドOSを搭載した理由

ポールスター2。

ポールスター2。

Polestar

  • ボルボ傘下の高性能EVブランド、ポールスターは2月27日(現地時間)、新型コンパクトセダン「ポールスター2(Polestar 2)」を発表した。
  • ポールスター2はインフォテインメントシステムにグーグルのアンドロイドOSを搭載。
  • 同社CEO、トーマス・インゲンラートによると、アンドロイドOSの採用は、インフォテインメントシステムを自社開発しようとしてきた競合他社のような過ちを同社が避けていることの一例。
  • ポールスター2はコンパクトEVセダン、テスラの大人気EV「モデル3」のライバルとなる。
  • フル装備モデル「ローンチ・エディション」のアメリカでの価格は6万3000ドル(約710万円)〜。

ボルボ傘下の高性能EVブランド、ポールスターは2月27日(現地時間)、新型コンパクトセダン「ポールスター2(Polestar 2)」を発表した。

ポールスター2の最も興味深い特徴の1つは、インフォテインメントシステムにグーグルのアンドロイドOSを搭載していること。グーグルマップなどのアプリやグーグルアシスタントによるAI機能を備えた車は世界でもまだ一握り。

ポールスターのCEO、トーマス・インゲンラート(Thomas Ingenlath)氏によると、アンドロイドOSは、スマートフォン向けアプリをインフォテインメントシステムに違和感なく搭載することができる。その結果、ドライバーは音声によってインフォテインメントシステムを効果的に利用できるようになり、運転中にスマートフォンを操作する必要はなくなる。

ポールスターのCEO、トーマス・インゲンラート(Thomas Ingenlath)氏。

ポールスターのCEO、トーマス・インゲンラート氏。

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「これは運転中に注意が途切れることをなくすための素晴らしい第一歩になると考えている」と同氏はBusiness Insiderに語った。

同氏にとって、グーグルのOSおよびAI技術の利用は、こうしたシステムを自社開発しようとした競合他社のような過ちをポールスターが避けていることの一例。

「従来の自動車産業は、こうしたものを自社開発しなければならないと考え、失敗してきた。なぜならコアビジネスではないから」と同氏は語った。

「我々は専門家が必要な領域だと気づいた。我々は最高の仕事をしてくれる彼らに頼り、それをただお客様に提供するだけで良い」

アンドロイドOSを採用したことで、ポールスター2のドライバーはアプリを柔軟に利用できる。

「ヨーロッパやアメリカにおいて、グーグルマップは素晴らしいナビゲーション・システム。しかし、もしウェイズ(Waze)や他のアプリがお好みならば、アプリとして利用できる。その場合もグーグルマップと同様、シームレスに機能する」と同氏は述べた。

ポールスター2のインフォテインメントシステムは、グーグルのアンドロイドOSを搭載。

ポールスター2のインフォテインメントシステムは、グーグルのアンドロイドOSを搭載。

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こうした特徴のおかげで、ポールスターのインフォテインメントシステムは、グーグルマップが利用できない中国のような特殊な市場ニーズにも対応可能。

ポールスター2は、テスラのモデル3と競合する。78kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は275マイル(約440キロメートル)。アメリカではフル装備の「ローンチ・エディション」の価格は6万3000ドル(約710万円)〜。2020年前半に生産開始の予定。

[原文:The CEO of Volvo's Tesla challenger explains why using Google tech allows his company to avoid the major mistake made by other brands (GOOG)

(翻訳:Yuta Machida、編集:増田隆幸)

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