バドワイザーが売れない? ビール世界最大手が今、力を注ぐのは「プレミアムビール」

プレミアムビール

Facebook/Goose Island

  • バドワイザーやバドライトが市場シェアを失う中、ビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)は、より高価なプレミアムビールに注力している。
  • ABインベブの「ショックトップ(Shock Top)」や「グースアイランド(Goose Island)」といったプレミアムビール部門の売り上げは2018年、18.3%増となった。
  • 同社のチーフ・マーケティング・オフィサー、マルセル・マルコンデス(Marcel Marcondes)氏は「消費者は選択を見直し、よりプレミアムなものを求めている」とBusiness Insiderに語った

バドワイザーやバドライトといった象徴的なブランドの売り上げが低迷する中、ビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)は、プレミアムビールに力を注いでいる。

このビール最大手の「プレミアム化」戦略は、同社が2月28日(現地時間)に発表した決算でも明るい材料を提供した。プレミアムビール部門の売り上げは2018年、18.3%増となった。

「ショックトップ」 「グースアイランド」「バドワイザー・リザーブ」といったプレミアムビールは、多くの象徴的な巨大ブランドの売り上げが伸び悩む中、欠かせない存在となっている。アメリカでは2018年、バドライトが0.8%、バドワイザーが0.35%、それぞれ市場シェアを失った。

ABインベブは28日、プレミアムビール部門は今後、中核の手頃な価格のブランドに比べて、約5倍の速さで成長する見込みだと述べた。

「消費者は選択を見直し、よりプレミアムなものを求めている」と、同社のチーフ・マーケティング・オフィサー、マルセル・マルコンデス氏はBusiness Insiderに語った。

マルコンデス氏は「我々はバドワイザーやバドライトといった市場を象徴する主力ブランドの一部を持ってはいるが、こうした商品をもっと高められないか? 」「試してみよう —— 消費者と話してみよう、彼らのニーズを知ろう、そしてこれらの商品をもっと洗練されたプレミアムなものにしようと考えている」と続けた。

ビールのプレミアム化の動きには、消費者の自由に使えるお金が増えていることも影響している。ABインベブは、世界の可処分所得が2017年の24兆ドル(約2680兆円)から2030年には43兆ドル(約4810兆円)に増えると予測している。

「我々は、消費者が全てのカテゴリーでよりプレミアムな商品を求めていると見ている」と、マルコンデス氏は言う。「ビールだけが例外とはいかないだろう」

[原文:Anheuser-Busch is doubling down on more expensive beers as millennials ditch iconic brands like Budweiser and Bud Light]

(翻訳、編集:山口佳美)

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