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- 俳優のレオナルド・ディカプリオは、ブティック型の投資会社プリンスビル・キャピタル(Princeville Capital)と協力して、「気候変動技術ファンド(Climate Technology Fund)」を支援する。
- ディカプリオは、同ファンドのアドバイザーを務める。
レオナルド・ディカプリオは、"環境"にフォーカスした1億5000万ドル(約170億円)規模のファンドを支援、同ファンドのアドバイザーになるという。
『タイタニック』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』といった映画への出演で知られるディカプリオは、ブティック型の投資会社プリンスビル・キャピタルと、新たに「気候変動技術ファンド」で協力する。ディカプリオは1998年に設立した自身の「レオナルド・ディカプリオ財団」を通じてすでに1億ドルを集めていて、種の保存や気候変動といった環境プロジェクトに資金提供するという。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書は、未来の環境の劇的な変化を予防するには、環境問題における民間資本の活用がカギになると指摘している。同様に、解決策を見つけるには、環境技術に投資することが重要だとの認識も広まっている。
ディカプリオは「気候変動技術ファンドのアドバイザーとして、プリンスビル・キャピタルを支援することを誇りに思う」と述べ、「気候変動の問題に取り組むには、わたしたちのエネルギーの使い方を今すぐ、包括的に転換させる必要がある —— そして、わたしたちのより健全な地球を守るためには、テクノロジーと民間セクターへの投資が重要な役割を果たすだろう。プリンスビル・キャピタルのチームのビジョンとこのファンドのゴールは、こうした取り組みの一環であり、彼らと密接に働くことを楽しみにしている」と語った。
ディカプリオは2016年、映画『レヴェナント: 蘇えりし者』でアカデミー賞主演男優賞を獲得したときのスピーチでも環境問題について語っていて、2014年にはニューヨークで行われた気候変動のデモにも参加していた。
[原文:Leonardo DiCaprio is backing a $150 million climate fund]
(翻訳、編集:山口佳美)