大統領顧問のケリーアン・コンウェイ氏とその夫ジョージ・コンウェイ氏。
REUTERS/Joshua Roberts
- アメリカの大統領顧問ケリーアン・コンウェイ氏の夫で弁護士のジョージ・コンウェイ氏が、ソーシャルメディアで妻の雇い主であるトランプ大統領を厳しく批判した。
- コンウェイ夫妻は恐らく、トランプ大統領に対する意見が食い違っているアメリカで最も有名なカップルだろう。だが、政権をめぐる意見の食い違いがストレスになっているカップルは彼らだけではない。
- INSIDERの世論調査の結果、パートナーがいる回答者の39%が、トランプ政権がカップルに多少のストレスをもたらす原因になっていると答えた。
アメリカの大統領顧問ケリーアン・コンウェイ氏の夫で弁護士のジョージ・コンウェイ氏が、ソーシャルメディアで妻の雇い主であるトランプ大統領を厳しく批判した。
コンウェイ夫妻は恐らく、トランプ大統領に対する意見が食い違っているアメリカで最も有名なカップルだろう。だが、INSIDERの世論調査を見ると、政権をめぐる意見の食い違いがストレスになっているカップルは彼らだけではないようだ。
約50万人のフォロワーがいるジョージ・コンウェイ氏のツイッターのページは、主にトランプ大統領を不誠実だなどとこき下ろすことにささげられている。
同氏のここ数カ月にわたる大統領への批判は、『Trump is guilty — of being unfit for office(トランプは有罪 —— 大統領には不適格)』と題した3月下旬のワシントン・ポストへの論説で最高潮に達した。
INSIDERの世論調査の主な結果はこちら:
- パートナーがいるという回答者のうち70%が、一般的な政治に対する意見が相手とほぼ合うもしくは合うことの方が多いと答えた。
- 約25%が、パートナーと政治問題をめぐって対立したことがあると答えた。
- 15%は「意見が合うこともあれば合わないこともある」と言い、10%は「意見が合うことよりも合わないことの方が多い」もしくは「意見がほぼ合わない」と回答した。
- トランプ大統領に限定すると、回答者の39%が、トランプ政権がパートナーとの関係に多少のストレスをもたらす原因になっていると答えた。
- 24%が、政権がパートナーとの関係に中程度のストレスをもたらす原因になっていると回答した。
ジョージ・コンウェイ氏の大統領に対する批判が鋭さを増すにつれ、トランプ大統領も同氏からの批判に気付き始めた。
トランプ大統領は最近のツイートで、コンウェイ氏を「最低の負け犬で最悪の夫」と呼んでやり返した。
そして大統領の2020年の大統領選の選挙運動責任者、ブラッド・パースケール氏(Brad Parscale)氏も、ジョージ・コンウェイ氏を「ミスター・ケリーアン・コンウェイ」と呼び、同氏が妻の成功に「嫉妬」していると非難した。
2018年8月には、ケリーアン・コンウェイ氏はワシントン・ポストの取材に対し、夫のツイートは彼女の意見と一致していないだけでなく、妻の上司を批判するのは「無礼だ」と語っていた。
(翻訳、編集:山口佳美)