ジェットコースターのような体験、23時間アムトラックの旅

アムトラックと筆者

寝心地は最悪だった。

Áine Cain/Hollis Johnson/Samantha Lee/Business Insider

  • フロリダ州オーランドからニューヨークまでアムトラックに乗った。
  • 23時間ちょっとかかった。
  • こんなにも長時間、列車に乗るのはちょっと嫌、だが楽しいこともあった。

アムトラック(Amtrak)に乗るのは初めてではない。学生時代、大学のあるバージニア州ウィリアムズバーグ−ニューヨーク間は何度も乗った。8時間くらいだった。

だが今回、より本格的に乗ってみることにした。友人がウォルト・ディズニー・ワールドで行われたディズニー・プリンセス・ハーフマラソン大会の5キロ部門に出場したので飛行機に乗って応援に行った。

ふと、帰りはアムトラックにしたら面白いかもと思った。何事もなければ23時間ちょっと。チケット代は120ドル(約1万3000円)。

23時間アムトラックの旅、出発!

週末をオーランドで過ごした後、ウーバーを使ってオーランド駅へ。晴れた午後だった。

オーランド駅

オーランド駅。

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駅の周りをぶらぶら。世界一感動しやすい観光客みたいに写真を撮った。

アムトラックのオーランド駅

アムトラックのオーランド駅。

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きれいなスパニッシュ・ミッション・スタイルの駅舎にびっくり。ペンシルベニア駅に慣れすぎているだけかも。

オーランド駅

オーランド駅。

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この日、待合室にはあまり人がいなかった。

オーランド駅の待合室

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でも、古い電話ボックスがあったり、

オーランド駅の古い電話ボックス

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売店があったり。スパイス・ガールズのメルビー(Mel B)がホットドッグを焼いている?

オーランド駅の売店の看板

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待つこと約15分。

オーランド駅のホーム

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列車が到着。

オーランド駅のホーム

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車掌から1列に並ぶよう案内があり、乗車開始。

駅に入ってきたアムトラック

駅に入ってきたアムトラック。

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車掌は乗客それぞれに行き先を聞き、客車を案内してくれた。

アムトラックに乗り込む乗客

アムトラックに乗り込む乗客。

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席につくと、足もとの広さにびっくり。金属性の足置きまであった。引き出して使う。

筆者の足もの

ゆったり。

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ユニバーサル・スタジオのレストランでもらった、バルーンのアニマルハットも簡単に置けた(かわいくて捨てられなかった)。

バルーンのペンギン

バルーンのペンギン。

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バルーンが割れて車内がパニックになるのではないかとずっと気が気でなかった。幸い、そうはならなかった。

アムトラック車内

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全体的にシートはかなり快適で、思ったよりも大きかった。

アムトラックのシート

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十分なスペースがあってリクライニングもしやすく、後ろの人にぶつかるかも、迷惑かも、と心配する必要はなかった。

アムトラック車内

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iPhoneを充電して、落ち着いた。とりあえずは、満足。

アムトラック車内のコンセント

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しばらくは、隣の席の人とおしゃべりしたり、窓の外を流れるフロリダの景色を見たりして満足していた。

アムトラックの窓からの眺め

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すると、何列か後ろの席の女性が食堂車のメニューを回してくれた。これまでアムトラックに乗ったときはスナックカーを利用してきた。本格的な食堂車は初めて。

食堂車のメニュー

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かなり楽しみ。係員が予約を取りに来た。午後6時半の枠を申し込んだ。

アムトラックの窓からの眺め

アムトラックの窓からの眺め。

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だが夕食まで、まだ数時間あった。乗り切るためスナックカーへ向かった。

アムトラック食堂車

アムトラックの食堂車。

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おやつに、フムスとプレッツェルを買った。

プレッツェルとフムス

おやつ。

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その後、隣接したラウンジカーへ。

アムトラックのラウンジ・カー

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とても静か。相席にもならなかった。

アムトラックのラウンジカー

ラウンジカー。

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座って、サイコミステリーの『ガール・オン・ザ・トレイン』を読んでいると怖くなってきた。

筆者と『ガール・オン・ザ・トレイン』

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本を読みながら、スナックバーで買ったプラスチックカップのカベルネをちびちび。

車内で買ったワイン

車内で買ったワイン。

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本の主人公とは違って、意識をなくしたり、殺人事件に巻き込まれるほどには飲まないよう気をつけた。

『ガール・オン・ザ・トレイン』

『ガール・オン・ザ・トレイン』。

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その後、アーティスティックに窓の写真を撮ろうとして失敗。他の乗客がボケた森の景色に写り込んでいる。

失敗した写真

うまくいかなかった。

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メールをチェックして、音楽を聞くことにした。

アムトラック車内

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だが、列車用プレイリスト作りに没頭しすぎた。時間が経つのを忘れ、食堂車の予約の時間が過ぎてしまった。

筆者の列車用プレイリスト

筆者の列車用プレイリスト。

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食堂車に続く狭い通路をすり抜けた。この時点で約15分遅刻。

食堂車に続く通路。

食堂車に続く通路。

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キッチンらしきところが見えて……

アムトラックの調理場

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食堂車に到着。そっけないスナックカーとは確かに違った。天井にはおしゃれな照明、壁にはウッドパネル、そしてテーブルには白いテーブルクロス。

アムトラックの食堂車

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ウェイターが哀れんで、若いカップルとかわいい赤ちゃんの家族と一緒の席にしてくれた。カップルと世間話をし、アムトラックのマークが入った皿を見つめた。

アムトラックのマークが入ったお皿

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バター、クリーム、怪しいほど大量のニューマンズオウンのドレッシングの小袋が入ったカゴがテーブルの真ん中に。まず、全員に温かいロールパンが配られた。

アムトラック食堂車のテーブル・セッティング

こんなにたくさんのニューマンズオウン、いる?

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ショートパスタをオーダー。だが、パスタの少なさにがっかり。さやいんげん、多すぎ。

アムトラック食堂車の「リガトーニ」

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食べ終えると、すぐに席に戻った。夜のこの時点で、もうず〜っと乗っているような気がしてきた。

アムトラックのドア

アムトラックのドア。

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だがこの時点までは、かなりいい感じだった。食べ物は高く、味はまあまあだったが、食堂車は楽しかった。どこか安っぽくて、なんとかエレガントな雰囲気にしようとしているところが。

アムトラックの連結部分。

連結部分。

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他の乗客との交流も嬉しかった。飛行機だと、いつもただ目を閉じて音楽を聞くだけ。だがアムトラックでは、隣の人 ── 素敵なケベックの女性 ── と人生についてたくさん話をした。

アムトラックの窓からの眺め

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そして寝る時間。この時、私にとって列車はレールから外れた。

アムトラックの車内

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照明は暗くなったが、私にはまだ明るすぎた。

アムトラックの客車

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しかも照明が消えても、話し続ける乗客がいた。

列車で自撮り。

列車で自撮り。

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私は良く眠れるときでも眠りが浅い。時間が経つにつれ、近くの乗客が羨ましくなってきた。分厚いブランケットに身を包むというセンスの持ち主。

ブランケットに身を包む乗客

大正解。

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いつの間にか眠っていた。だが、すぐに目が覚めた。何とか眠りに落ちた時、車内は息苦しく、温かかった。目が覚めた午前3時頃は凍えるほど寒かった。

アムトラック客車

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喉もものすごく乾いていた。たぶんワインを飲んだせい。少し歩き、客車の端で蛇口を見つけて大喜び。金属っぽい味だっが、気にしなかった。

アムトラックのウォーター・サーバー

ありがたいことに、水があった。

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朝になるまで、かなり辛かった。6時頃、眠るのはやめてポッドキャストを聞くことにした。

アムトラック客車

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胃の調子が万全ではなかったので、朝食は抜いた。代わりに、隣の人と話をした。また、アムトラックが太平洋側で数日間、立ち往生した話を読んだ。考えただけでゾッとした。

窓からの眺め

窓からの眺め。

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ペンシルベニア駅に入った時は感激した。23時間の長旅でくたくただった。

ペンシルベニア駅に到着するアムトラック

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地下鉄まで荷物を引きずりながら、ペンシルベニア駅を見て、こんなにうれしかったことはないと思った。

地下鉄のコンコース

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アムトラックで眠ることは私にはほぼ不可能だった。列車がうるさく、明るいだけではなく、室温が変わりすぎた。

疲れ切った様子の筆者

良く眠れなかった。

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地下鉄に乗った後、無謀にも仕事に行こうと思った。だが疲れて、気分も悪かったので、結局家に帰って昼寝をした。

地下鉄に乗った筆者

地下鉄にて。

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一方で、新たな出会い、食堂車、ラウンジカーでのんびり読書できたことは良かった。シートもかなり快適で広いと思った。

アムトラックの列車

アムトラックの列車。

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そう、バルーンアニマルも無事だった。座席スペースが広い証拠だと思う。

バルーン・アニマル

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結論としては、飛行機が怖いのでなければ、長距離列車の旅は避けた方が良い。だが、どこでも眠ることができ、急いでおらず、ちょっとした冒険をしたい人には、アムトラックでの長旅は良いかもしれない。

ペンシルベニア駅の階段

ペンシルベニア駅。

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[原文:I spent 23 hours on an Amtrak train from Orlando to New York — and it was a roller-coaster experience with extreme highs and lows

(翻訳:Ito Yasuko、編集:増田隆幸)

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