初潜入!「MUJI HOTEL」国内1号店が銀座にオープン、丸ごと無印の室内空間を体感

MUJI HOTEL GINZA

4月4日、「無印良品」などを展開する良品計画が手がける「MUJI HOTEL GINZA」がグランドオープンする。良品計画は、すでに2018年に深センと北京に「MUJI HOTEL」をオープンしているが、日本での展開は初となる。中の様子はどんな感じなのか? 4月2日に行われた内覧会に行ってみた。

関連記事:初の「MUJI HOTEL」はなぜ中国だったのか ——今年後半に深センでオープン

エスカレーターでホテルのフロントまで。1階から5階は無印良品のショップ。買い物欲が刺激される半面、荷物を持ってあがるのはちょっと大変そうだ(エレベーターもあるが)。

MUJI HOTEL GINZA


6階のフロント。無印らしく、シンプルでシック。このフロアには、レストラン「WA」やアート作品が展示されているアトリエも。

MUJI HOTEL GINZA


6階にあるアトリエ「ATELIER MUJI GINZA」。この側には、コーヒーやお酒が楽しめるバーもあった。

MUJI HOTEL GINZA


ホテルの廊下。ちなみにこの日はメディアが殺到しており、ぎゅうぎゅうになっての内覧。ホテルはゴールデンウィークまでの予約はほぼいっぱいだという。

MUJI HOTEL GINZA


部屋のタイプは9タイプで79室。特徴は「細長い」こと。もともとホテルフロアはオフィス利用を想定して作られた建物なので、ややいびつな設計なのだという。

MUJI HOTEL GINZA


部屋のインテリアには無印グッズが多く使われている。SNSで話題になっていた「体にフィットするソファ」(通称「人をダメにするソファ」)などおなじみのものも。

MUJI HOTEL GINZA


カップやアロマディフューザーなども無印。無印グッズを買い込んで「華の無印ライフ」を送ろうとしたものの、片付けができずに諦めてきた筆者には夢のような空間。

MUJI HOTEL GINZA


こちらは、深センと北京の「MUJI HOTEL」で使われていたバスタブで、現在商品化が検討されているという。内覧会では中国語も飛び交うなど、中国メディアからも注目を集めていた。

MUJI HOTEL GINZA


別の部屋タイプ。この部屋が最大のサイズで、4人まで泊まれる。料金は1泊あたり5万5900円。

MUJI HOTEL GINZA


地下1階には食事が楽しめるMUJI Diner。朝食は500円、昼食は定食が850円〜1000円程度、夕食は400円〜2900円と値段もリーズナブル。

MUJI HOTEL GINZA


1階には青果コーナーも。新鮮な野菜が整然と並べられている様子は、アメリカの高級スーパー、ホールフーズ・マーケットを想起させる。

MUJI HOTEL GINZA


1階のジューススタンド。味はいちごビーツやアボカドケールなど、ややマニアックなフレーバー。

MUJI HOTEL GINZA


「オールMUJI」は対ニトリの布石か?

MUJI HOTEL GINZA

内覧会にはメディアが詰めかけた。

まずは、地下1階から10階まで「オールMUJI」のスケールに圧倒された。

無印良品単独での店舗面積では世界最大(3981平方メートル)だといい、インテリア・食品・ステーショナリーなど無印ブランドの製品が一通りチェックできる。

「ビル全体を使った単一ブランド店」を見て、つい思い出してしまう店がある。無印のライバル企業としても知られるニトリだ。

郊外に住んでいる人ならおなじみの、ニトリのトレードマークといえば、ドーンと掲げられたロゴに、全階層を使った大型店舗。ニトリが快進撃を続ける一方で、良品計画は1月9日、2019年2月期の業績見通しを下方修正。生活雑貨の不振が伝えられるなど、明暗が分かれている。

日常的に使う基本商品はMUJIだと、全世界のお客様が最初に想起する、そういうブランドになりたい

記者会見で、良品計画の松﨑曉社長はそう思いを語った。

銀座に旗艦店となる「オールMUJI」の世界最大店舗をオープンし、武器にはニトリにはない「食」と「住(ホテル)」を携え、無印は「暮らしの第一ブランド」になることができるのか。

(文・写真、西山里緒)

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