新たなステータス・シンボル? ナイジェリアの富裕層はロンドンからピザを配達させている

ブリティッシュ・エアウェイズ、アウドゥ・オグベー大臣

ブリティッシュ・エアウェイズの航空機とナイジェリアのアウドゥ・オグベー農業相。

Jack Taylor/Getty; Jiffy Naija/YouTube

  • ナイジェリアのアウドゥ・オグベー(Audu Ogbeh)農業相は先週、同国の富裕層がイギリスのロンドンからブリティッシュ・エアウェイズを使ってピザを注文していると語った。
  • ナイジェリアでは輸入品がステータス・シンボルになっているが、同国は輸入への依存度を下げようと取り組んでいる。
  • オグベー農業相は、輸入品が国内の農家を苦しめていると指摘した。

ナイジェリアでは、一部富裕層がロンドンからブリティッシュ・エアウェイズを使ってピザを注文していると、同国の閣僚が主張した。

「携帯電話を使ってロンドンからピザを輸入しているナイジェリア人がいることをみなさんは知っているだろうか? 」

3月26日(現地時間)、ナイジェリアのアウドゥ・オグベー農業相は上院の農業委員会で述べた。「彼らはロンドンで買い、朝のうちにブリティッシュ・エアウェイズで運び、空港で受け取っている」という。

オグベー農業相は「これは極めて不快な状況だ」とし、「我々はもっと早急にこうしたものを減らすよう動かなければならない」と付け加えた。

オグベー農業相はこのような注文をした人物の名前を明かしてはおらず、ピザを手に入れるために自分たちで空路、ロンドンへ行ったのか、他の誰かに頼んだのかは分かっていない。

オグベー農業相のスピーチはこちら:

ナイジェリアのニュースサイト「The Cable」は、オグベー農業相が国内の農家を苦しめていると指摘する、輸入への依存度を下げようと政府が取り組んでいると報じた

また、オグベー農業相は輸入に依存する国民も批判した。ナイジェリアでは、輸入品がステータス・シンボルになっている。

Daily Mailによると、国民の中には「輸入したものしか食べないことが、ステータスや階級を示す」と考えて、米やトマトペーストといった日々の生活に欠かせないものまで輸入している者もいると、オグベー農業相は言う。

これを受け、ナイジェリアの首都アブジャにあるヤラドゥア財団(Yar'Adua Foundation)のディレクター、Amara Nwankpa氏は「親愛なるブリティッシュ・エアウェイズ様、どうしてナイジェリアへのピザのデリバリー・サービスをやっていると教えてくれなかったんだい? 専用アプリ、ある? 」とジョークをつぶやいた。

Business Insiderは、オグベー農業相のコメントについて、ブリティッシュ・エアウェイズにコメントを求めたが、回答は得られなかった。

[原文:Superrich Nigerians are ordering pizza from London and having it delivered by British Airways, government minister says]

(翻訳、編集:山口佳美)

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