国境を閉鎖すれば、ピーマン、カボチャ、トマトが不足する可能性も。
Apeel Sciences
- メキシコとの国境を閉鎖するというトランプ大統領の脅しは、アメリカの食料不足をもたらす可能性がある。
- 冬から春にかけて、アメリカがメキシコから輸入する食料の割合は全体の約60%を占める。
- アメリカ農務省によると、国境閉鎖による影響を最も受けるのは、ピーマン、カボチャ、トマト、キュウリ、マンゴー、アボカドだ。
メキシコとの国境を閉鎖するというトランプ大統領の脅しは、アボカド不足以上のものをもたらす可能性がある。
米農務省によると、アメリカはトマト、玉ねぎ、エシャロット、ピーマン、カボチャ、唐辛子、キュウリ、アボカド、スイカ、ライム、マンゴー、パパイヤ、イチゴといった野菜や果物を主にメキシコから輸入している。
もしメキシコとの国境が閉鎖されれば、こうした野菜や果物の価格は急激に上がり、数日中に店頭からなくなり始めるだろうと、ニューヨーク・タイムズは報じた。
Fresh Produce Association of the Americasのプレジデント、ランス・ジャングマイヤー(Lance Jungmeyer)氏は、「国境を100%閉鎖すれば、生鮮食品の価格はすぐに上がるだろう」とKGUN TVに語った。
そして、アメリカ中の消費者がこれらの食品の不足を実感することになりそうだ。
米農務省のデータによると、アメリカが輸入する野菜の約50%と果物の40%はメキシコ産が占めている。
冬から春にかけてはその割合はさらに大きく、全ての野菜と果物の約60%をメキシコ産が占めると、ジャングマイヤー氏はニューヨーク・タイムズに語った。
(翻訳、編集:山口佳美)