2100年までに消滅しそうなアメリカの7都市

2100年までに消滅しそうなアメリカの7都市

2100年までに海面は3メートル以上上昇する。

Spencer Platt/Getty Images

  • 海面上昇によって2100年までに都市は水没する可能性がある。
  • アメリカで洪水の影響を最も受けそうな都市は、海岸沿いの低い場所にある都市。
  • 海面上昇についての最悪のシナリオが現実のものになれば、マイアミ、ニューオーリンズのような都市は海の下に沈むだろう。

地球温暖化の影響を受けない都市はない。しかも、大きな影響を受ける都市がある。

海面が上昇を続けるなか、海沿いの低い場所にある都市は、ビルやインフラを破壊し、人命を危険にさらす壊滅的な洪水の被害を受ける可能性が大きくなっている。

控え目な想定でも、世界中の都市は2100年までに6フィート(約1.8メートル)の洪水に襲われる可能性がある。アメリカ海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration:NOAA)は、地球温暖化がこのままの勢いで進行すれば、海面は10〜12フィート(約3.0〜3.7メートル)上昇すると予測した。

だが、この数値は平均値。もっと高くなる場所もあれば、あまり影響を受けない場所もある。地球温暖化の最悪のシナリオでは、海の下に沈む都市もある。

気候変動に備えて、新しいインフラや人工的なバリアを設置する都市も出てくるだろう。だが、残された時間は少ない。2100年までに海に沈みそうなアメリカの7都市を見てみよう。

ルイジアナ州ニューオーリンズ:すでに沈み始めている。

ニューオーリンズ(ルイジアナ州):すでに沈み始めている。

ハリケーン・カトリーナで堤防が決壊。

Chris Graythen/Getty Images


フロリダ州マイアミ:海面が世界で最も速いペースで上昇している。

フロリダ州マイアミ:海面が世界で最も速いペースで上昇している。

洪水に襲われた住宅。

Joe Raedle/Getty Images


テキサス州ヒューストン:ハリケーンで洪水になる可能性が高い。

テキサス州ヒューストン:ハリケーンで洪水になる可能性が高い。

ハリケーン・ハーベイで水没したハイウェイ。

REUTERS/Richard Carson


ニュージャージー州アトランティックシティ:ハリケーン・サンディで大部分が水没した。次はさらに被害が拡大するだろう。

ニュージャージー州アトランティックシティ:ハリケーン・サンディで大部分が水没した。次はさらに被害が拡大するだろう。

高潮に襲われる海岸。

Jessica Kourkounis/Getty Images


サウスカロライナ州チャールストン:2100年までに大部分が水没するかもしれない。

サウスカロライナ州チャールストン:2100年までに大部分が水没するかもしれない。

2004年4月29日。

Gerald Weaver/Getty Images



マサチューセッツ州ボストン:6軒に1軒は、2100年までに日常的に洪水に襲われる可能性がある。

マサチューセッツ州ボストン:6軒に1軒は、2100年までに日常的に洪水に襲われる可能性がある。

冠水した歩道を歩く男性。

John Tlumacki/The Boston Globe/Getty Images


バージニア州バージニアビーチ:すでに東海岸で最も速いペースで海面が上昇している。

バージニア州バージニアビーチ:すでに東海岸で最も速いペースで海面が上昇している。

ハリケーン・アイリーンの後のバージニアビーチ。

Brendan Hoffman/Getty Images



[原文:7 American cities that could disappear by 2100

(翻訳、編集:増田隆幸)

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