ビリオネアのゴミを漁って生計を立てる人たち

ゴミ処理

あなたにとってはゴミでも、誰かには“お宝”。

Justin Sullivan/Getty Images

  • サンフランシスコにはビリオネアが捨てたゴミを漁る人たちがいる。ニューヨーク・タイムズが伝えた。
  • ゴミの中から見つけた掘り出し物を売って生計を立てている。
  • 例えば、コーヒーメーカー、デザイナージーンズ、ナイキのスニーカーなど。
  • これはサンフランシスコの厳しい貧富の差の一面。その差はアメリカ国内で最も大きくなっている。

サンフランシスコにはビリオネアが捨てたゴミを漁り、見つけた掘り出し物を売って生計を立てる人たちがいる。ニューヨーク・タイムズが4月7日(現地時間)に伝えた。

ニューヨーク・タイムズが取り上げたのは、退役軍人のジェイク・オルタ、56歳。マーク・ザッカーバークの1000万ドル(約11億円)の家の近くの住宅に住んでいる。住宅には政府から補助金が出ている。

オルタはザッカーバーグ邸のゴミからヘアドライヤー、掃除機、コーヒーメーカーを見つけた。どれもまだ使えた。iPadもどこかで見つけた。

オルタの1日の稼ぎは約30〜40ドル(3300〜4400円)になると同紙は記した。

ニューヨーク・タイムズによるとカリフォルニア州ではゴミを漁ることは違法、道路脇に設置されたゴミ箱の中身はゴミ回収会社の所有物 ── とはいえ、捕まることはほとんどない。

ゴミを漁る人たちの存在は、サンフランシスコの拡大する貧富の差を表している。2017年のアメリカ国勢調査のデータをブルームバーグが分析したところによると、上位20%と下位20%の差はサンフランシスコが最も大きく、33万9900ドル(約3800万円)となった。

オルタとは別の人物も同じような品物を見つけた。ブログ「Financial Panther」 は、高級マンションのゴミ箱で見つけた品物を売って、1000ドル以上を稼いだという記事を公開した。コーヒーテーブル、バースツール、まだタグが付いたままの衣服などを見つけた。

だが、ある人にとっては、他人のゴミを漁って“お宝”を見つけることは生活ではなく、趣味のようなもの。ニューヨーク・ポストは60代の女性を取り上げた。彼女はニューヨーク市に800万ドルを超える不動産を所有しているが、楽しみのためにゴミ箱から拾った物を集めている。

オルタに話を戻すと、彼は「捨てられている物には驚かされる」とニューヨーク・タイムズに語った。ある夜、オルタはデザイナージーンズ、ナイキのランニングシューズ、自転車の空気入れを見つけた。

「何が見つかるかは分からない」

ニューヨーク・タイムズの全文はこちら。


※敬称略

[原文:Trash pickers in San Francisco make a living by going through billionaires' garbage and selling the designer jeans, vacuum cleaners, and iPads they discover

(翻訳、編集:増田隆幸)

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