小売業界を震撼させた7つの犯罪事件

小売業界を震撼させた7つの犯罪

小売業は犯罪行為と無縁ではない。

David Goldman/AP Images

  • 小売業では、犯罪は日常茶飯事。
  • しかし、注目を集めた事件もある。
  • 空港での大量のiPad窃盗から宝石強盗まで、衝撃的な事件を見てみよう。

小売業での犯罪が増加している。

全米小売連盟は2018年、組織的な犯罪による損失は「史上最高」となったと推定した。同連盟によると、こうした犯罪は、売上10億ドル(約1100億円)あたり、77万7877ドル(約8560万円)の損害を与えている。

そして、少しばかり衝撃的な事件もある。

センセーショナルな状況や数億円にのぼる大規模な窃盗など、業界全体を震撼させた7つの事件を見てみよう。

1組のカップルがスーパーマーケットから500万ドル(約5億5000万円)相当の商品を盗む。

2人はセーフウェイから500万ドル相当を盗んだ。

2人はセーフウェイから500万ドル相当を盗んだ。

Justin Sullivan/Getty

ABCは、リチャード・レミントン(Richard Remington)とアンジェラ・エバンス(Angela Evans)が2011年、オレゴン州のスーパーマーケット・チェーン「セーフウェイ(Safeway)」の複数の店舗から500万ドル(約5億5000万円)相当の商品を盗んだとして告訴されたと伝えた。2人が商品を盗む様子が178回も防犯カメラに映っていた。

地元紙オレゴニアンによると、店の警備担当者が2人の車に追跡装置を設置、その後、警察が2人を逮捕した。

スーパーマーケットのオーナーが自分の店を使ってマネーロンダリング。

ストップアンドショップ

ストップアンドショップ。

Business Insider/Jessica Tyler

アブドル・スレイマン(Abduhl Sulaiman)はケンタッキー州レキシントンでスーパーマーケット「ストップアンドショップ(Stop&Shop)」を経営していたが、2008年に違法な小売スキームの容疑で逮捕された

地元紙レキシントン・ヘラルド・リーダーによると、捜査当局は、スレイマンは「アルファトレーディング(Alpha Trading)」というケンタッキー州の企業を装った窃盗組織のためにマネーロンダリング(資金洗浄)を行っていたと結論付けた。

Retail Info Systemsによると、スレイマンは店で6000万ドル(約66億円)のマネーロンダリングを行った。

大量のiPad miniを空港のフォークリフトで持ち去る。

 iPad mini

大量の iPad miniが盗まれた。

Danny Moloshok/Invision for JAKKS/AP Images

2012年11月12日(現地時間)、窃盗犯がジョン・F・ケネディ空港で空港のフォークリフトを使って何千台ものiPadを持ち去ったと伝えられた。

内部犯行だったのかもしれない。ニューヨーク・ポストは「ガジェットの出荷について同僚に不審な問い合わせ」をしたとされた空港職員をFBIが逮捕したと報じた。

Complexは、犯人は190万ドル(約2億1000万円)相当のiPad Miniを盗んだと報じた。

ハッカーが大量のクレジットカード情報を盗む。

事件はターゲットに大きな打撃を与えた。

事件はターゲットに大きな打撃を与えた。

Mike Mozart/Flickr

2013年に起こったディスカウントストア「ターゲット(Target)」のクレジットカード情報流出事件では、犯人は4000万人分のクレジットカードとデビットカードの情報を盗み出した。

この事件によってもたらされた影響も甚大だった。ターゲットのグレッグ・ステインハーフ(Greg Steinhafel)CEOは2014年に辞任に追い込まれ、ターゲットは改良されたICチップとPINコードを備えた新しいクレジットカードを導入した。

ニューヨーク・タイムズによると、ハッキング被害を補償するために、2017年には47州の小売業者は1850万ドル(約20億円)を支払うことになった。

窃盗団は盗んだ商品を同業店に持ち込んだ。

ホビーロビー

ホビーロビー。

Business Insider/Hayley Peterson

サウスカロライナ州の窃盗団は、地元のクラフトショップ「ホビーロビー(hobby robby)」から物を盗むことを趣味にしていたと伝えられた。

ザ・ポスト・アンド・クーリエ(The Post and Courier)は、ストアマネージャーを含む窃盗団が、100万ドル(約1億1000万円)相当の商品を盗んだとして訴えられたと報じた

Retail Info Systemsによると、盗まれた商品は転売のために「2つの同業店」に持ち込まれていた。

サンノゼの窃盗団17人が逮捕された。

サンノゼのウォルマート

サンノゼのウォルマート。

Paul Sakuma/AP Images

17人からなるサンノゼの窃盗団は、2000年代はじめに盗んだ商品を転売して大儲けしたと伝えられた。

ABCは、窃盗団はベイエリアのセーフウェイ(Safeway)、ウォルマート(Walmart)、ターゲット(Taeget)、ウォルグリーン(Walgreen)で犯行を重ねたと報じた。窃盗団は2008年に逮捕された。

マーキュリーニュースは、窃盗団は商品を転売するために、有名ブランドのかみそりと市販薬を盗む単独の万引き犯らと取り引きしていたと報じた。

警察は、550万ドル(約6億1000万円)相当の盗品、金の延べ棒、ダイヤモンドを積んだトレーラーを押収した。

女が変装しながらアメリカ南部を移動して宝石強盗。

ジャレドの店舗

ジャレドの店舗

LancerE/Flickr

2015年4月から2016年1月にかけて、単独の強盗犯がアメリカ南部の至るところで宝飾店チェーンのジャレド・ヴォルト(Jared Vault)、ゼールズ・アウトレット(Zales Outlet)、リーズ・ジュエラーズ(Reeds Jewellers)を襲った。

アトランタ・ジャーナル=コンスティテューションによると、犯行すべて同じシナリオに従っていた。アビゲイル・ケンプ(Abigail Kemp)は店の従業員に銃を突きつけて、奥の部屋で従業員を縛りあげ、時計や宝石を盗んだとされた。

しかし、ケンプは単独犯ではなかったようだ。

同紙によると、ラリーとマイケルのギルモア兄弟(Larry and Michael Gilmore)とルイス・ジョーンズ(Lewis Jones)が計画を練り、ケンプを訓練し、変装させて、どの宝石を盗むのかを指示していたとされた。

一味が逮捕されるまでにケンプは合わせて400万ドル(約4億4000万円)相当の宝石を盗んだとして起訴された


[原文:7 crimes that shook the world of retail

(翻訳:Toshihiko Inoue、編集:増田隆幸)

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