就寝前に携帯電話を使うのをやめたことで、筆者は大きな変化に気付いた。
Christine Kopaczewski
- 筆者はこれまで、ほとんどの夜を寝る前に携帯電話でインスタグラムを見たり、テレビを見て過ごしてきた。
- このルーティンは、ストレスや不安のもとだ —— そこで筆者は1週間、就寝前に携帯電話を使うのを完全にやめた。
- 短期間だが、集中力が長続きしたり、ゆっくり眠れるなど、いくつかの大きな変化に気付いた。
筆者にとっての"ベッドタイム"は基本的に夜10時半頃、夫と犬と一緒に横になって、携帯電話でインスタグラムを見たり、コメディードラマ『Veep/ヴィープ』を1、2話見たり、自分の顔や床に携帯を落として眠りに落ちるまで、何時間も携帯をいじることを意味する。
夫はすぐに眠ってしまう。おそらく、わたしよりも1時間半、早く仕事に行かなければならないからだ。それでわたしは彼が穏やかに眠っている隣で、携帯電話の光を隠しながら(10歳の子どもが懐中電灯を使って『ハリー・ポッター』を読むみたいに)コメディードラマ『ゴールデン・ガールズ』を何話か見るのだ。
いい感じ、でしょ? 確かに、午前2時に目が冴えた状態で、明日どんなに疲れを感じることになるだろうと不安になるまではそうだ。そして予想通り、疲れた状態で目覚めるのだ。
変わらなければならない。
そこで筆者は1週間、ベッドに入る前にスマートフォンを手放すことに決めた。この間、わたしはよく眠れたし、集中力が長続きするようになり、これまでになくすっきりと目覚めることができた。
就寝前に携帯電話を使うのをやめたことで感じた、4つの最大の効果を紹介しよう。
1. これまでになくよく眠れた
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スクリーンタイムが睡眠の妨げになることは、科学的に証明されていると誰もが知っている。
それでも、わたしたちはそのアドバイスを無視する。
筆者も、それは単に子どもが明け方までゲームで遊ぶのをやめさせるための親の戦いだと思っていた。だが、携帯電話抜きの初めての夜は素晴らしかった。
ベッドに入ると、目覚ましが鳴った朝7時まで、わたしは1インチも動かなかった。こんなによく眠れたのは、おそらくおしめをしていた頃以来だ。
日が経つにつれ、わたしの睡眠も改善されていった。自然と目が早く覚めるようになり、犬の散歩をしたり、髪をセットしたり、朝食をテーブルでとれるようになった。おとなでしょ?
2. 集中力が長続きするようになった
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筆者はスクリーンタイムをゼロにすることはできなかった。夫とわたしは今も、ベッドに入る前にお気に入りのテレビ番組を見ている。
だが、"携帯電話なし"を経験したことで、いかに携帯電話を使っている自分がテレビを見る自分の邪魔になっているかが分かった。注意散漫になることで、テレビの内容をどれだけ見逃していたことか。
3. 朝のルーティンからストレスとイライラが消えた
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夜9時過ぎに来た仕事のメールを誤って開いてストレスを感じることなく、筆者は1日を終えられるようになった。
夜のルーティンにイライラや、次の日の心配は持ち込まない。朝、目覚めてすぐに自分のiPhoneを手に取ることもしなかった。携帯電話は、前の晩からベッドサイドのテーブルに置きっぱなしだ。
結果はどうだったか?家のドアを出る前から、 仕事の日のストレスもしくは多忙なスケジュールに悩まされることがなくなった。正直に言うと、気分が落ち込むようなニュースも全く読まなかった。そうすることで、1日のスタートを穏やかな気分で切り、しっかり疲れが取れた状態で気分良く、仕事に取り組む準備ができた。
4. スマートフォンに奪われた、有意義な時間が過ごせるようになった
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携帯電話を手放したことで、眠りに落ちるまで邪魔される代わりに、筆者は夫と会話をするようになった。
その日にあったことを話したり、旅行の計画を立てたり、笑ったり、思い出話をするようになったのだ。犬と遊んだり、眠る姿に癒されたりもした。
筆者はこれまで携帯電話を、会話をしていないときや、何か生産性のあることをしていないときの余白を埋めるものとして使ってきた。だが、そうすることによって、わたしは有意義な会話をしたり、計画を立てたり、平穏かつ静かに過ごす時間とスペースを削っていたのだ。
[原文:I stopped using my phone before bed — and immediately noticed 4 huge changes to my well-being]
(翻訳、編集:山口佳美)