- モデルのジジ・ハディッドはインスタグラムにマクドナルドのスポンサードポストを投稿し、批判を浴びている。
- 多くのファンが、マクドナルドと肥満や従業員の低賃金を結びつけ、ハディッドを批判した。
- マクドナルドは近年、評判を変えることに取り組んでいる。放し飼いの鶏の卵や生肉で作られたバーガーにシフトし、最低賃金引き上げに反対するロビー活動を止めた。
モデルのジジ・ハディッドはインスタグラムにマクドナルドのスポンサードポストを投稿し、批判を浴びている。また同社が今も解決に苦戦している課題が露呈した。
4月14日(現地時間)、ハディッドはインスタグラムにコーチェラ・フェスティバルでマクドナルドの商品を食べている自身の写真を投稿した。
彼女は写真に「昨日のプレフェスティバルでマクドナルドと。おやつ&水分補給、ありがとう、みんな!」とキャプションをつけた。
ハディッドの多くのファンは写真を気に入り、翌15日朝には200万以上の「いいね!」を集めた。だが、マクドナルドとのパートナーシップに反対する声もあった。
「なぜあなたがマクドナルドを宣伝するのか、まったく理解できない」というコメントには2600人以上から「いいね!」が押された。
「知的で、物事をよく理解していて、影響力を持つあなたのような人が、なぜあのような企業と提携するのか、実際、とても困惑している」とコメントは続いた。
「お金のためではないよね? おやつと水分補給なら、他の方法がたくさんある」
「あなたはゴージャスだけど、肥満にさせて健康を害する食品を宣伝している」という別のコメントは950以上の「いいね!」がついた。
「ジジ、あなたが大好き。でも、間違ったスポンサー企業を選んだのかもしれない。彼らはわずかな賃金しか払わず、従業員の基本的な権利に反対するロビー活動に大金を使っている」
Business Insiderはマクドナルドにコメントを求めたが、返答はまだない。だが、同社は、肥満や低賃金に関する評判を払拭しようとしている。
スティーブ・イースターブルックCEOのもと、マクドナルドは「現代的で革新的な」ハンバーガーチェーンとなろうと ── そして、そう見られようとしている。
2019年3月、マクドナルドは最低賃金引上げに反対するロビー活動を止めたとPoliticoは伝えた。また同社は、放し飼いの鶏の卵や抗生物質不使用の食材にシフト、一部のバーガーには生の牛肉を使用するなど改革を進めている。
(翻訳:Makiko Sato、編集:増田隆幸)