クリスティアーノ・ロナウドに『トイ・ストーリー』の呪い?

クリスティアーノ・ロナウドと『トイ・ストーリー』の奇妙な関係

AP Images / YouTube, Pixar

  • クリスティアーノ・ロナウドがUEFAチャンピオンズリーグの準決勝に進出できなかったのは12年間で2回だけ。
  • 映画の呪いかもしれない。
  • あるデータ分析担当者は『トイ・ストーリー』が公開された年には、ロナウドは準決勝に進出できていないと指摘した。
  • これはラッパーのドレイクにまつわるジンクスに似ている。
  • ロナウドとユベントスにとって幸いなことに、『トイ・ストーリー』の次作の公開予定はまだない。

クリスティアーノ・ロナウドが準決勝に進出できなかったのはピクサー(Pixar)のせい、という説がある。

ピクサーは、人気映画『トイ・ストーリー』シリーズで知られている。この映画の人気キャラクター、バズ・ライトイヤーのセリフ「無限の彼方へ、さあ行くぞ!」は、現代のポップカルチャーに深く根付いている。

しかし、ピクサーが『トイ・ストーリー』の新作を公開すると、ロナウドは準決勝に進出できない。

ピクサーは1995年、1999年、2010年に『トイ・ストーリー』を公開した。そして2019年には新作『トイ・ストーリー4』の公開が予定されている。

サッカーの試合のデータを分析するOptaのデータ分析担当者、ダンカン・アレクサンダー(Duncan Alexander)がツイッターで指摘したように、ロナウドは2007年以降、毎年チャンピオンズリーグの準決勝以上に進出している。ただし、「トイ・ストーリーが公開された年を除いて」。

「2007年以降、クリスティアーノ・ロナウドは毎年、チャンピオンズリーグの準決勝に進出している。トイ・ストーリーが公開された年を除いて」

『トイ・ストーリー4』が公開される2018-2019シーズンも準々決勝で敗退した。ロナウドが所属するイタリアのユベントスを打ち破ったのは、若く才能あふれるオランダのAFCアヤックス。

ロナウドはホームアンドアウェー方式の2試合どちらとも得点したが、ユベントスは2戦目、ホームのトリノで1-2で敗れ、合計2-3で敗退した。この試合ではアヤックスの若きスター、ドニー・ファン・デ・ベーク(Donny van de Beek)とマタイス・デ・リフト(Matthijs de Ligt)がゴールを決め、予想外の勝利を収めた。

今回以外にロナウドが準決勝に進出できなかったのはスペインのレアル・マドリードでプレーしていた2010年だけ。その年の2月と3月、レアル・マドリードは準々決勝でフランスのオリンピックリヨンと対戦し、合計1-2で敗退した。

この“『トイ・ストーリー』の呪い”は、カナダ人ラッパーのドレイク(Drake)につきまとうジンクスに似ている。

ドレイクは、ケンタッキー大学のバスケットボールチームとNBAのトロント・ラプターズへのサポートを約束した。しかし、その時以来、両チームとも優勝から遠ざかっている。

アイルランド人の総合格闘家コナー・マクレガー(Conor McGregor)がライバルのハビブ・ヌルマゴメドフ(Khabib Nurmagomedov)に敗れた試合の前、ドレイクは計量の際にマクレガーを応援するためにアイルランド国旗を掲げた。

イタリアのサッカークラブ、ASローマは、公式ツイッターで冗談めかして、選手に対してドレイクと一緒写真を撮ることを禁止すると述べた。

ユベントスには、ピクサーが『トイ・ストーリー』の新作を作ることを防ぐすべはないだろう。しかし幸いなことに、『トイ・ストーリー5』の予定はまだない

[原文:Cristiano Ronaldo has never reached a Champions League semi-final the same year a 'Toy Story' film has been released

(翻訳:Toshihiko Inoue、編集:増田隆幸)

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