人類はいかに地球を変えてきたのか、23枚の写真で知る

人類はいかに地球を変えてきたのか、23枚の写真で知る

木材の伐採場、カリフォルニア州。

Robert Galbraith/Reuters

  • 人類の活動は地球を劇的に変えた。特に産業革命以降は顕著。
  • 森林の破壊、気候変動、環境汚染は、人類が地球を変えたことのうちのほんの一部分。
  • 影響はますます明確になってきている。グリーンランドと南極の氷は急速に溶けている。海水温は上がり続け、ここ5年間のうち4年で過去最高を記録した。
  • 動物の生息地も縮小している。 今後50年で、1700種の両生類、鳥類、哺乳類が絶滅の危機にさらされる。

今、地球上には約77億人が暮らし、 2100年までに約112億人になる可能性がある。

すでに、我々人類が地球に与えた影響は、とても深刻で元には戻せないものになっている。

同じ場所で時間をおいて撮影された写真を比べてみると、その影響がよくわかる。写真は、サンゴ礁の死滅、氷河の後退、森林の減少など痛ましく、憂慮すべき状況を示している。

人類が地球環境にどのような影響を与えてきたのか。その変化が分かる写真を集めてみた。

いくつかの写真は、50年ほどの時間を経て撮影されているが、わずか10年ほどの間隔で撮影された写真もある。

氷河の後退は、地球温暖化の影響を最も視覚的に、劇的に見せてくれる。写真はアラスカのミューア氷河、左は1941年8月、右は2004年8月に撮影。

アラスカのミューア氷河

NASA



アラスカのペダーセン氷河。大きく後退しているのがわかる。左は1917年、右は2005年。

アラスカのペダーセン氷河

NASA


北極圏以外の氷河も後退している。ペルーのコリ・カリス氷河。左は1978年、右は2011年。

アンデス山脈のコリ・カリス氷河(ペルー)

NASA


エクアドルの氷の様子を示す航空写真。左は1986年3月、右は2007年2月。

エクアドルの氷

NASA



直近の10年間でさえ、変化は大きい。上の写真は2018年のスイスのローヌ氷河。下の氷の多い写真は2009年のものだ。

スイスのローヌ氷河

Denis Balibouse/Reuters

出典:Reuters


氷河学者は、今後25年以内にスイスの小さな氷河の半分と、それから流れ出る川が消滅すると考えている。

スイス・フルカパスのローヌ氷河

2018年9月13日(上)と2009年9月9日(下)。スイスのフルカパスのローヌ氷河。

Denis Balibouse/Reuters

出典:Reuters

劇的な変化は数カ月でも起こり得る。写真はアイスランド南部のソルヘイマ氷河の後退を示している。上と下の写真の間隔はわずか6カ月だ。

アイスランド南部のソルヘイマ氷河

James Balog/EIS/Chasing Ice

出典:Business Insider

スイスでは他にも、1960年8月(左)と2005年8月(右)の間にマッターホルン山頂の積雪量が著しく減少した。

マッターホルン山頂の積雪量が著しく減少

NASA


木材の伐採や農地の開墾による森林破壊は、人間が引き起こした、目に見えるもう1つの大きな変化。NASAは1970年代から世界中の国立公園の森林減少を衛星写真で記録している。写真はウガンダのエルゴン山国立公園。1973年(左)と2005年(右)を比較したもの。

ウガンダのエルゴン山国立公園

NASA


2枚の写真は、ウガンダのマビラ森林保護区が2001年(左)から2006年(右)までのわずか5年間でどのように変化したかを示している。

ウガンダのマビラ森林保護区

NASA


毎年、1800万エーカー(約7万平方キロメートル)以上の森林が消失している。毎分サッカーコート27個分分が消えている計算だ。ケニアのマウの森では、より大きな森林破壊が見られる。左は1973年1月、右は2009年12月。

ケニアのマウの森

NASA

出典:World Wildlife Fund

ケニアのナクル湖国立公園。1973年(左)と2000年(右)。ここでも同じような森林破壊が見られる。

ケニアのナクル湖国立公園

NASA


ニジェールのババンラフィの森。1976年(左)と2007年(右)を比較すると縮小していることが分かる。

ニジェールのババンラフィの森

NASA


南米でも森林破壊は大きな問題だ。パラグアイの大西洋岸森林は、1973年(左)から2008年(右)の間に著しく縮小した。

パラグアイの大西洋岸森林

NASA


ブラジル北西部のロンドニア州では、1975年(左)から2009年(右)の間に大規模な伐採が行われた。

ブラジル北西部のロンドニア州

NASA


アルゼンチンのサルタの森が失われたことは、1972年(左)と2009年(右)の写真ではっきりと分かる。

アルゼンチンのサルタの森

NASA


1980年代から、NASAは世界中の湖や川の縮小の記録も始めた。米コロラド州のグレートサンドデューンズ国立公園の写真は、1987年(左)から2011年(右)の間にどれだけの湖が消えたかを示している。

米コロラド州のグレートサンドデューンズ国立公園

NASA


米ニューメキシコ州のエレファントビュート貯水池も小さくなった。1994年(左)と2013年(右)。

米ニューメキシコ州のエレファントビュート貯水池

NASA


中央アジアのアラル海は2000年(左)から2014年(右)の間に劇的に縮小した。

アラル海

NASA


アルゼンチンのマル・チキータ湖もかなり小さくなっている。左は1998年、右は2011年。

アルゼンチンのマル・チキータ湖

NASA


イランのウルミア湖。2000年7月(左)と2013年7月(右)。

イランのウルミア湖

NASA


川でも縮小は見られる。1999年3月(左)と2014年5月(右)に米アリゾナ州とユタ州にまたがる地域を撮影した写真。

米アリゾナ州とユタ州にまたがる運河

NASA


サンゴ礁も影響を受けている。海水温が上がるとサンゴはその体内に生息する藻類を放出して白くなる。これはサンゴの白化として知られている。そして右の写真のように、サンゴ礁が死んでしまうのだ。

サンゴ礁も影響を受けている

Singapore Photographer Imran Ahmad/Getty (left) / Rainer von Brandis/Getty (right)




[原文:23 images that show how much we've reshaped planet Earth over the last century

(翻訳:Toshihiko Inoue、編集:増田隆幸)

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