中国経済に関する11のショッキングな事実

センサー付きのスーツを着た人間の動きを真似るロボット

VCG via Getty Images

中国は世界最大の輸出国だ。あなたが使っているエアコンやパソコン、履いている靴も中国製かもしれない。

だが、中国経済について知っておくべきことはまだ他にもある。

中国経済の発展は、高級ブランドに対する需要の高まりやビリオネアの増加を意味する。そして、古い伝統には現代的なひねりが加わった —— 春節は最も重要かつ広く祝われる中国の祝日というだけでなく、年間を通じて最大のショッピング週間でもある。

あなたが知らないかもしれない、現代中国の経済に関する11の事実を紹介しよう。


1. 中国はカナダやメキシコよりもアメリカの農産品を輸入している

畑

Mark Wilson/Getty Images

中国はアメリカにとって、隣接するカナダ、メキシコ以上の農産品の輸出先だ。そして、中国が2018年にアメリカから買った農産品92億ドルの半分以上を大豆が占めている。

2. 中国にはウォルマート、アマゾンよりも大きな小売業者が存在する

荷物の仕分けをする人

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世界最大の小売業者はウォルマート(Walmart)? 世界最大のオンライン小売業者はアマゾン(Amazon)? 違う。正解はいずれもアリババだ。

3. 中国には、世界で2番目に多くのビリオネアがいる

ベビーカーを押す男性

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中国のビリオネアの数(388人)は、世界で最も多いアメリカ(680人)の半分強だ。

4. 中国で最も裕福な人物は、世界では21番目

ジャック・マー

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世界で最も裕福なのは、オンライン小売業で世界2位のアマゾンのCEOで、資産1310億ドルのジェフ・ベゾス氏だ。一方、世界最大の小売業アリババのCEO、ジャック・マー氏フォーブスの長者番付では21位と、ビル・ゲイツ氏やウォーレン・バフェット氏、マーク・ザッカーバーグ氏よりも低い。マー氏の純資産は400億ドル弱だ。

5. 中国の消費者は毎年、730億ドルを高級ブランド品に費やしている

ルイ・ヴィトン

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マッキンゼーによると、2016年の時点で高級ブランドを買うことができるくらいに裕福な中国人世帯の数は760万だった。中でもミレニアル世代がこのトレンドをけん引し、2018年には最大で730億ドルを費やした。これは世界のハイエンド、ハイステータスな製品市場の3分の1近くにあたる。

6. 中国の輸出経済は、1970年から2010年の間に954%成長した

バラのフラワーアレンジメント

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共産主義の中国は長年にわたって、国際貿易に門戸を閉ざしてきた。世界銀行のデータによると、1970年の輸出額はGDPの3%以下だった。2010年には、この数字が26%以上になったが、2006年の36%に比べると低い。

7. 中国の平均世帯年収は10年で400%以上増えた

菊を収穫する女性

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中国の経済発展はビリオネアを輩出しただけではない。労働者の生活水準の向上に役立った。2002年から2012年の間に、中国の平均世帯年収は987ドルから4273ドルに上がり、400%以上増えた。

8. 中国の貧困層は、アメリカよりも少ない

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世界銀行の国際貧困ラインは、1日1.90ドルだ。2015年、この貧困ラインを下回ったのは、中国の人口の0.7%だった。

中国の独自の貧困ラインは世界銀行よりも高いが、それでも人口に占める割合は3.1%だ。

一方、米保健福祉省によると、アメリカでは人口の12.3%が貧困ラインを下回る生活をしている

9. 中国ではデート・レンタル業界が伸びていて、独身者はデート相手を安ければ1時間0.15ドルで雇うことが可能

カップル

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中国の一人っ子政策は、男女数の大幅な偏りを招いた。女性よりも男性が約3400万人多いという。こうした中、中国では未婚男性は「売れ残り」と呼ばれ、問題となっている。

その1つの解決策が、デート相手を雇うことだ。ニューズウィーク(Newsweek)は、中国では独身者が1時間15セントから288ドル(約17円から3万2000円)でデート相手を雇うことができると報じている(セックスは含まれない)。

10. 春節は中国最大のショッピング週間

春節

Dominika Zarzycka/NurPhoto via Getty Images)

春節には多くの人々が実家へ帰省し、贈り物を買う。ブルームバーグによると、2019年の春節では中国の消費者は1490億ドル相当を使った。

11. 中国は近年、絶滅の危機に瀕したトラやサイの取り引きを再開させた

トラと記念撮影

Kevin Frayer/Getty Images

中国は昔から、絶滅の危機に瀕した動物のパーツを扱うブラックマーケットの主な行き先だ。サイの角は、熱を冷まし、血圧を下げる効果があると言われている。トラは呪いから守ってくれると考えられていて、月刊誌『スミソニアン・マガジン(Smithsonian Magazine)』によると、そのからだの一部は最大5万ドルで販売されているという。

長年にわたって中国は、絶滅危惧種の密猟を禁じる国際的な取り組みに参加してきた。だが、2018年にはトラとサイの一部の合法的な市場を作った。野生生物の保護活動家たちは、取り引きの再開がこうした絶滅の危機に瀕した動物の密猟を増やす可能性があると懸念している。

[原文:11 mind-blowing facts about China's economy]

(翻訳、編集:山口佳美)

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