全生徒をミリオネアに! アメリカの高校教師が教える、財産を築くために守るべき3つの習慣

生徒たち

オルニー・チャータースクールの生徒たち。

Courtesy of Aspira Inc of PA

  • アメリカのペンシルベニア州フィラデルフィアにある低所得者層が多く通うチャータースクールでは、教頭が資産管理に関するプログラムを実施し、生徒がお金を稼ぎ、管理できるようになるための手助けをしている。マーケットウォッチ(MarketWatch)が報じた
  • 教頭のダン・ラサール(Dan LaSalle)氏は、「クラスの全員が、人生のどこかの時点でミリオネアになることが目標」と話している。
  • ラサール氏は「質素に生きる」「収入の10~20%を貯金する」「インデックス・ファンドに投資する」という3つのコンセプトを大事にしている。

給料をもらい始めると、財産を築く方法は明らかだ —— 支出を収入以下に抑えて、残りは貯金と投資に回す。

これこそ、フィラデルフィア北部にあるオルニー・チャータースクールの教頭で高校教師でもあるダン・ラサール氏が、資産管理に関するプログラムを通じて子どもたちに教えていることだ。マーケットウォッチが報じた

この今までに類を見ないプログラムに参加する高校の生徒たちは、部活の運営から家庭教師まで、さまざまな校内の仕事に従事し、年間最大5000ドル(約55万円)を稼ぐ。

ラサール氏は「うちは低所得者層が多く通う学校です。小遣いをもらっていない子どももいれば、フードスタンプの対象で、ランチを100%無料で受け取っている子どももいます。このプログラムによって、子どもたちは数千ドルを持って学校を卒業することができます」と、マーケットウォッチに語った

生徒たちは3つの資産管理に関する授業も履修し、ラサール氏は預金口座の開設やインデックス・ファンドへの投資を手伝うという。

なぜ投資に力を入れるのか、Business Insiderが尋ねると、ラサール氏は「人類の文明において、株式市場はただ1つの、最高の財産を生み出すもの」と語った。

ラサール氏は「あまりにも多くのアメリカ人がその日暮らしの生活を送っていて、400ドル(約4万4000円)の急な出費にも対応できず、予定通りにリタイアすることもできません」と指摘し、「給料を手にし、若いうちに金融リテラシーや金融手法を身につけること以外に、自分の経済的な未来をどう変えるか、彼らが学ぶために手伝えることが思いつかないのです」と語った。

このプログラムが始まったのは2015年、ラサール氏が助成金として1万5000ドル(約165万円)を受け取ったあとのことだ。今では個人の支援者たち(匿名が多いという)が資金を出してくれているという。1期生は30人で、その大半は親が銀行口座を持っていなかった。来年に向けて、すでに10万ドル(約1100万円)を確保していて、ラサール氏は約200人の生徒がプログラムに参加できるだろうと見込んでいる。

ラサール氏は「クラスの全員が、人生のどこかの時点でミリオネアになることが目標」と、マーケットウォッチに語っている。「彼らの家族にとっては、なじみのないコンセプトでしょう —— 多くの家庭が政府の支援を受けています。それでもわたしは、生まれは貧しくとも、質素な生活をし、できるだけの投資をし、給料の10~20%を貯金し、低コストなETFに投資することで、ミリオネアになれると子どもたちに教えています」という。

プログラムに参加しているマーキス・メリックスさん(16歳)は、このプログラムとラサール氏の教えを「人生を変える経験」と呼んでいる。貯金や投資の手段と「ミリオネアのメンタリティー」を自分に与えてくれたと、マーケットウォッチに語った。初めての給料を手にしてから、メリックスさんは給料の半分を貯金し、半分を使うという。

「本当の意味で試されるのは、10年後でしょう」と、ラサール氏はマーケットウォッチに語っている。同氏は卒業後も生徒たちと連絡を取り、貯金と投資のアドバイスをするつもりだ。

[原文:A Philadelphia high school principal who wants his low-income students to become millionaires teaches them 3 core habits to build wealth]

(翻訳、編集:山口佳美)

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