最新調査で判明! アメリカでは共和党支持者の半数近くが、外国語を耳にすることを煩わしく感じている

共和党の集会

プレートを掲げ、ラテン系アメリカ人のトランプ支持をアピールする女性(2016年7月、オハイオ州)。

Carlo Allegri/Reuters

  • ピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)の最新の世論調査によると、アメリカでは多くの共和党支持者が公の場で外国語を耳にすることを煩わしいと感じていて、国民の多様化が進むことを好ましく思っていない。
  • この世論調査では、共和党支持者の20%が公の場で外国語を耳にすることを「とても」煩わしいと、27%が「多少」煩わしいと回答している。
  • 一方、民主党支持者の間では、公の場で外国語を耳にすることが気にならないとの回答が大半を占め、アメリカの国民が多くの異なる人種、民族で構成されていることを「非常に良いことだ」と答えた。
  • アメリカでは2045年までに、非白人が国民の過半数を占めるようになると見込まれている。

急速に多様化の進むアメリカでは、多くのアメリカ人が複雑な感情を抱いているようだ。

ピュー・リサーチ・センターの最新調査によると、共和党支持者の半数近くが公の場で英語以外の言語をしゃべっているのを聞くことが煩わしいという。

調査の結果、共和党支持者の20%が公の場で外国語を耳にすることを「とても」煩わしいと、27%が「多少」煩わしいと回答している。

一方、民主党支持者の82%は、公の場で外国語を耳にすることは気にならないという。

人種別に見ると、白人の34%が少なくとも多少は煩わしく感じると回答していて、この数字は黒人で25%、アジア系で24%、ヒスパニックで13%だった。

全体としてはアメリカ人の70%が、公の場で誰かが英語以外の言語をしゃべっていても特に気にならないと言い、このうち47%の人々は全く気にならないと答えている。

アメリカで最も一般的に使用されている言語は英語だが、アメリカに公用語はない。米国勢調査局によると、アメリカでは少なくとも350の言語が使用されているという。例えばニューヨーク市では、都市部で暮らす5歳以上の人口の38%が自宅で英語以外の言語を使っていて、その種類は200近い。

しかし、アメリカでは外国語のスキルはあまり重視されていない。ピュー・リサーチ・センターの2018年8月のレポートによると、K-12(日本でいう幼稚園年長から高校3年生まで)の生徒のうち、学校で外国語を学んでいるのはわずか20%だ。

また、今回の最新調査では、アメリカ人の半数以上が、アメリカの国民が多くの異なる人種や民族で構成されていることを、国にとってとても良いことだと考えていることも分かった。この数字は、白人で55%、黒人で59%、ヒスパニックで60%だった。

だが、これは支持政党によって大きく異なる。民主党支持者の71%が人口の多様性を「非常に良いこと」と答えた一方で、共和党支持者で同様に回答したのは39%だった。

国勢調査局の最新データによると、アメリカの人口は白人約60%、黒人13%、ヒスパニックもしくはラテン系18%、アジア6%、アメリカ先住民もしくはアラスカ先住民1%強で構成されている。

ブルッキングス研究所の人口統計学者、ウィリアム・フレイ(William Frey)氏によると、アメリカでは2045年までに、非白人が国民の過半数を占めるようになると見込まれていて、早ければ2020年にも18歳以下の人口の過半数が非白人になると見られている。

[原文:Nearly half of Republicans say it bothers them to hear a foreign language in public]

(翻訳、編集:山口佳美)

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