イーロン・マスク、60基の衛星でインターネットを変えるかも

イーロン・マスク

Charley Gallay/Getty Images

  • イーロン・マスク氏は、60基の衛星の初めての画像をツイートした。これは、世界中で高速インターネット接続を可能にするという大胆な計画の一部。
  • スペースXは5月15日(現地時間)にスターリンク衛星を打ち上げる計画。最終的なゴールは、約1万2000基の人工衛星を軌道に送り込むこと。
  • マスク氏はまた「最小限」および「中程度」のインターネットサービスが必要とする衛星の数についても明らかにした。

5月11日、イーロン・マスク氏は60基のスターリング衛星の写真をツイートした。

5月11日、イーロン・マスク氏は60基のスターリング衛星の写真をツイートした。

Elon Musk/SpaceX via Twitter

イーロン・マスク氏は、超高速インターネットを全世界にもたらすためのスペースXによる大胆な計画に関する初めての画像を明らかにした。

5月11日(現地時間)、マスク氏はスペースXのファルコンロケットに搭載された60基の衛星の画像を、世界規模の衛星ネットワークの最初の取り組みについての新しい情報とともにツイートした。

スペースXは今のところ、5月15日にロケットを打ち上げる予定とマスク氏は語った。衛星は15日午後10時30分から翌午前0時(アメリカ東部標準時間)の間に高さ230フィート(約70メートル)のファルコン9ロケットで宇宙へと送られる。

「最初のミッションでは、うまくいかないことも多いだろう」とマスク氏はツイートした

いわゆる「スターリンク衛星(Starlink satellite)」は、衛星によるインターネット接続という前例のないネットワークを構築するというマスク氏の計画の一部分。

マスク氏は2015年にこのアイデアを初めて発表し、1万2000基近くの衛星ネットワークを作り上げることを目指している。スペースXはこの計画と、もう1つの注目を集めるプロジェクトに備えて資金調達を行っている

マスク氏が目標を達成すると、世界中のインターネットユーザーは、どこに住んでいようと、ダウンロードもアップロードも平均して約40倍速くできるようになる。マスク氏とスペースXはサービスにいくら課金するかは述べていないが、できるだけ価格を抑え、OneWebやジェフ・ベゾス氏のProject Kuiperのような競合サービスと同じか安い価格を目指していると以前、Business Insiderは伝えた

スペースXによるスターリンク衛星の打ち上げは今回が初めてではない。同社は2月下旬に2基の実験衛星を打ち上げた。

スペースXの衛星インターネットのイメージ図。

スペースXの衛星インターネットのイメージ図。

Mark Handley/UCL; YouTube

しかし「Tintin A」「Tintin B」と名付けられた2基の衛星は試験衛星であり、最新の衛星は生産を前提とした設計レベルとマスク氏は5月11日に述べた。

またマスク氏はスペースXの今後の計画も明らかにした。

最小限の接続をカバーするネットワークを構築するには「60基の衛星をさらに6回打ち上げる必要がある」とマスク氏は語った。中程度の接続のためにはあと12回の打ち上げが必要。スペースXは、2020年はじめからインターネット接続サービスを提供することを目指していると述べた

あるツイッターユーザーがマスク氏のツイートにコメントしたように、60基の衛星のさらに6回打ち上げると合計で420基となる。マスク氏はテスラの株を1株「420ドル」で買い戻そうと思っているとツイートして、SECに2000万ドルの制裁金を科されたことはよく知られている

「420は私のラッキーナンバーではないかもしれない」とマスク氏はジョークで返した

スターリンク衛星の最初の打ち上げはファルコンロケットで行われるが、スペースXはスターシップ(Starship)と呼ばれる野心的な打ち上げシステムに長年取り組んでいる。

マスク氏は、6月20日頃に2段式ロケットの詳細を発表する予定と語ったが、以前の発表では高さ400フィート(約122メートル)近く、完全に再利用可能で、150トンの積載物を軌道に乗せることができると示唆した。

マスク氏が望んでいるように、スターシップが2020年代初頭に運用されるようになれば、一度に何百ものスターリンク衛星を打ち上げることができる。さらに、有人ロケットとして設計されたスターシップは、月、あるいは火星に人を送る準備が整っているかもしれない。

[原文:Elon Musk just showed off 60 of the first SpaceX satellites that could change the internet as we know it

(翻訳:Toshihiko Inoue、編集:増田隆幸)

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