有名な科学教育コメンテーター、怒って地球儀を燃やしたのはなぜ?

有名な科学教育コメンテーター、ビル・ナイ氏。怒って地球儀を燃やしたのはなぜ?

ビル・ナイは怒って地球儀に火をつけた。

REUTERS/Andrew Kelly

  • ビル・ナイは5月12日(現地時間)、ジョン・オリバーが司会を務める「Last Week Tonight」にゲスト出演した。オリバーはこの日の番組でグリーン・ニューディールを取り上げていた。
  • ナイは地球儀に火をつけ、「地球は燃えている」と述べ、温室効果ガスの排出による気温上昇に言及した。
  • 「あなたはもう子どもではない。あなたが12歳なら、光合成について説明することは問題ない。だがあなたはもう大人。そしてこれは本当の危機」とナイは付け加えた。

アメリカで最も有名な科学教育コメンテーターは怒って、地球儀を燃やした。

ビル・ナイ(Bill Nye)は、1990年代に放送された子ども向け科学番組「Bill Nye the Science Guy」で最も知られている。以来、多くの映画やテレビ番組に登場し、オバマ政権では科学アドバイザーを務めた。また最近では「Bill Nye Saves the World」というネットフリックスのトーク番組にも出演している。

5月12日(現地時間)、ナイはジョン・オリバーが司会を務めるトークショー「Last Week Tonight」にゲスト出演、過激な情報発信を行った。オリバーはこの日の番組で、10年以内に二酸化炭素排出量ゼロとそれに関する雇用創出を目指す、グリーン・ニューディール(Green New Deal)」を取り上げていた。

グリーン・ニューディールは多くの民主党議員、特にアレクサンドリア・オカシオ=コルテスが支持している。オリバーはグリーン・ニューディールはアメリカ中で気候に関する法律についての議論を促進したと語った(議会では審議は行き詰まっている)。

だがオリバーは、我々は二酸化炭素の排出抑制については関心が薄いと付け加えた。そしてオリバーは自分の考えを多くの人に伝えるためにトークショーにナイを呼んだ ── ナイは本気を出した。

ナイはおなじみの実験用白衣(白ではなく水色)と蝶ネクタイで登場、そして安全メガネをかけた。ナイの前には地球儀、砂の入ったバケツ、消火用のファイヤーブランケット、消火器が並んでいた。

「これから実験を見せよう」とナイは話し始めた。

「今世紀末までに、仮に二酸化炭素の排出量が増え続いたとしたら、地球の平均気温は4〜8度上昇する。私が言いたいことは、地球は燃えているということ」

ナイはテーブルの下からバーナーを取り出すと、地球儀に火をつけた。

「火を消すためにできることはたくさんある。この中にどれか無料でできることはある?」とナイは視聴者に尋ねた。テーブルの上に並べられた、火を消すことができる3つのものを指し示しながら。

「ない、もちろんない。どれもタダではない」とナイは述べた。

「あなたはもう子どもではない。あなたが12歳なら、光合成について説明することは問題ない。だがあなたはもう大人。そしてこれは本当の危機。わかった?」

動画は以下。

「あなたはもう子どもではない。あなたが12歳なら、光合成について説明することは問題ない。だがあなたはもう大人だ!」

以下は、ナイの主張の背景にあるリアルな、恐ろしい数字。

ナイが怒るのも当然だ。

ナイが出演した「Last Week Tonight」は以下。


[原文:Bill Nye is angrily telling everyone to get their act together and fight climate change: 'The planet's on f---ing fire'

(翻訳、編集:増田隆幸)

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