最新調査で判明! 男性管理職の60%が、女性と1対1のミーティングをするのが怖いと回答

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10'000 Hours/Getty Images

  • LeanIn.orgとサーベイ・モンキー(Survey Monkey)の最新調査によると、多くの男性が女性の同僚との1対1でのミーティングを警戒している。
  • こうした振る舞いは、女性の仕事上の成長を阻害するものだ。
  • 女性が仕事で成功するカギは、支援と指導だと調査は示している。

「#MeToo」のムーブメントは、職場における男女の力関係やセクハラに光を当てた —— だが、予想外の結果も生んだ。

フェイスブック(Facebook)のCOO、シェリル・サンドバーグ氏が共同設立したLeanIn.orgとサーベイ・モンキーの最新調査によると、男性管理職の60%が女性への指導や女性との交流、1対1のミーティングを気まずいと答えた。

2018年の調査から32ポイント増えた。

今回の調査は、アメリカで2度に分けて約9000人を対象にオンラインで行われた。同調査では、男性の27%が職場におけるセクハラが減ったと回答したが、同様に答えた女性は15%だった。

調査結果について、LeanIn.orgの共同設立者で会長のレイチェル・トーマス(Rachel Thomas)氏は、驚きではないが心配だと、Business Insiderに語った。

「そもそも女性は(職場における支援を)十分には受けられていない」と、トーマス氏は言う。「そして今、男性がこうしたことに対してより消極的になっているとしたら、女性が受けられる支援はさらに減っているということで、だとすれば、わたしたちは誤った方向へ向かっている」

トーマス氏は、職場における男女の力関係のバランスを取るのは、女性の責任ではないと強調する。責任は「権力を持っている人々」にあり、「その大部分は男性だ」と、同氏は言う。

一部企業は、セクハラのリスクを減らすために男女間の接触を制限

LeanIn.orgとサーベイ・モンキーの調査結果は、最近行われたいくつかの別の調査結果とも共通する。2018年のピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)の研究では、回答者の51%が、「#Me Too」が職場でどう女性と関わったらいいか、男性にとって分かりづらくしたと答えた。

そしてニューヨーク・タイムズの報道によると、世界各地で一部の企業が、男性幹部が女性従業員と過ごす時間を単純に制限することで、セクハラのリスクに対応しようとしている。

アメリカのマイク・ペンス副大統領は、妻以外の女性と1対1で夕食は取らず、アルコールの出るイベントには妻抜きでは出席しないという。

こうしたペンス副大統領の行動について、サンドバーグ氏は2018年、フェイスブックへの投稿でこう書いている:

「男性がもし職場におけるセクハラ対策は、女性の同僚との1対1の時間 —— ミーティングやコーヒー休憩、わたしたちがともに効率的に働く助けとなる全ての交流 —— を避けることだと考えているなら、それは女性にとって大きな後退だ」

トーマス氏は、「女性に対して尻込みすることによる結果を(男性には)きちんと考えて」もらいたいと言う。同氏は男性に対し、「自分は分かった上で女性を避けているのか? 自分は女性を避けているのか? そして、もし自分が女性を避けているなら、それを乗り越え、積極的に解決するためにはどうしたらいいか? 」考えるよう呼びかけている。

「わたしたちは、女性にハラスメントをしないということ以上のレベルを目指す必要がある」と、トーマス氏は付け加えた。

職場における女性の成長には、支援者(擁護してくれる組織の幹部)と指導者(仕事上のアドバイスを与えられる人)が不可欠だと、複数の調査が示している。

LeanIn.orgとマッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)の最近の調査によると、若い女性が「高いコミュニケーションスキル」が自身のキャリア上の成功につながると信じる傾向がある一方で、ある程度年齢を重ねた女性は「幹部による支援」が自身が前へ進む助けになると答えた。

また、センター・フォー・クリエイティブ・リーダーシップ(Center for Creative Leadership)の2015年のレポートは、メンター・プログラムで指導を受けている人はより高い収入を得たり、より頻繁に昇進したり、仕事に対する満足度が高い傾向があると報告している。

職場で女性と1対1で過ごしていると、周りからどう思われるか不安な男性には、トーマス氏からアドバイスがある。男女関係なく誰か1人を夕食に連れていく代わりに「全員を朝食に連れて行こう」と、同氏は言う。女性の同僚と1対1のミーティングをするときは「ドアを開けておく」といい。

「どんな風に見えるか、創造力を働かせつつ、良い指導者、良いスポンサー、良い支援者でいることはできる」と、トーマス氏は言う。それは、自分の不安を「協力しない言い訳や障壁」として使わないことだ。

[原文:60% of male managers say they are scared to have one-on-one meetings with women]

(翻訳、編集:山口佳美)

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