アクセンチュアで働く女性戦略コンサルタントに聞く、事業会社やスタートアップにない強みとは?

IZUMIさんトップ

「年齢や性別に関係なく、意欲があれば誰にでも平等にチャンスが与えられます」と話す、戦略コンサルティング本部のIzumiさん。

アクセンチュアは、言わずと知れた外資系コンサルティングファーム。実力主義で知力、体力勝負といったイメージを抱く方も多いのではないだろうか。しかし同社は、経営トップがスポンサーとなって2015年からスタートした働き方改革「Project PRIDE」が成果を出し始め、2019年版日本における「働きがいのある会社」ランキングでは17位にランクインした。社員の女性比率も年々、向上しているという。

そんな中、男性社員が多い部署において高い評価を受け、活躍している女性がいる。戦略コンサルティング本部でコンサルタントを務めるIzumi Y.さんに、その仕事ぶりや職場環境について聞いた。

アクセンチュアのオフィス

アクセンチュアの東京オフィス。

提供:アクセンチュア

一人ひとりのキャリアを、それぞれの働き方で

2017年に銀行から転職しました。なかなかデジタル化が進まない業界のサービス向上に貢献したいとの考えから、コンサルティング業界への転職を希望していました。いくつかの戦略コンサルティングファームの面接を受け、幸いなことに他社からも内定をいただくことができたのですが、最終的に選んだのはアクセンチュア。

なぜかと言うと、アクセンチュアはAIやIoTなどのデジタル技術や先端テクノロジーを活用した案件に強く、自分の目指す社会や事業を実現しやすいのではないかと思ったからです。

また、面接を通じて人を大切にする会社だと感じたことも大きな決め手になりました。人を大事にする社風だからこそ、アクセンチュアは職場環境やさまざまな制度が整っています。 働きやすい環境といっても、ただ「18時には帰りましょう」ということではなく、社員一人ひとりの希望に合わせてキャリアの方向性や、働き方を選択できる会社なのだという印象を受けました。現在、入社して2年が経ちますが、会社に対するイメージは変わっていません。そこで、私が魅かれたアクセンチュアの強みについてお話ししたいと思います。

アクセンチュアの3つの強み

1.グローバル47万人のネットワーク

2.キャリアをサポートする研修や制度

3.多様性に応える仕組みや文化

1. グローバル47万人のネットワーク

グローバルとのつながり

gettyImages

戦略コンサルティング本部のお客さまは製造業から公共事業まで、多岐にわたります。いずれも日本を支える大企業で、社会への影響力は大きいと思います。私は銀行出身なので金融業界の案件を希望し、現在は、とある銀行のデジタル戦略プロジェクトに参加しています。

戦略コンサルティングとは企業課題をもとに事業戦略を立案する仕事です。スピード感やアイデア力が求められるのは間違いありません。その点、アクセンチュアにはグローバル規模の強力なネットワークがあり、いつでも各国の先端事例や知見を最大限に活用できることが強みだと感じています。 聞きたいことがあれば、海外のスタッフに気軽に連絡し、電話会議で情報を共有してもらうことも。

つい先日も、担当している案件の海外視察でお客さまと一緒にヨーロッパに行き、アクセンチュアの海外オフィスを訪問して情報交換をしました。それは日本のアクセンチュアにおいても同じ。

私たち戦略コンサルタントが描いたプランを具現化する際には、他部門のWebデザイナーやエンジニアなどと一緒に案件を進めることもあります。「机上の空論」で終わらない。それがアクセンチュアにおける戦略コンサルティングの特徴です。日本のアクセンチュアにおける社員数も1万人を超えていて、社内にさまざまな分野の専門家がそろっています。彼らの知識を吸収することで、私も成長している実感があります。

2.キャリアをサポートする研修や制度

IZUMIさんと上司

「物怖じせず、責任を持って仕事をやり遂げようとする姿勢がすばらしい」とIzumiさんを高く評価している上司の方とは、強い信頼関係で結ばれている。

戦略コンサルティング本部には経験者採用で入社した社員が多数いますが、その多くがコンサルタント未経験。メーカーやスタートアップ企業出身の方など前職もさまざまですが、アクセンチュアではコンサルタント未経験者をサポートする研修や制度がしっかりしています。例えば2万4000以上のオンライン研修や海外研修など、多種多様なトレーニング環境が整っています。

また、キャリアカウンセラー制度も魅力的です。業務上の上司とは別に、一人ひとりにつくカウンセラーと呼ばれる先輩に、自分のキャリアについて相談したり、希望を伝えたりもできます。そのため、一般的な会社でよくある「会社による一方的な職種変更」は、アクセンチュアではありません。キャリアは自分で築くもの。カウンセラーは自分で選べるので、憧れの先輩にお願いしている人が多いですね。私は業務上の上司を尊敬しているので、その方にお願いしています。

3. 多様性に応える仕組みや文化

IZUMIさんサブ

コンサルタントはプロジェクトごとに動き方やスケジュールが異なる。それでも女性コンサルタント同士で定期的に集まり、情報交換をしているという。

アクセンチュアでは、女性に限らずさまざまなバックグラウンドを持つ社員が、仕事とプライベートとのバランスを取りながら働くことのできる環境が整っています。男性社員が育休を取得することも多く、なんと男性社員の育休取得率は20%を超えているそうです。それも、数日間休む形式的なものではなく、男性社員の育休平均取得日数は102日だそうですので、制度があるだけでなく、実際に活用されていることがわかりますよね。

女性コンサルタントの中にも、小さなお子さんがいながら短日短時間勤務制度や在宅勤務制度を利用して働いている方がいます。お客さまの要件などに応じてではありますが、私が入社したときにはすでに全社員が在宅勤務制度を利用できるようになっていたので、私も自分の業務に合わせて活用しています。在宅勤務時に限らず、どの社員も普段からスカイプを使ってリモートで会議をするのが当たり前なので、気兼ねすることもないですね。

アクセンチュアは時代に合わせて常に先進的な働き方を整えてくれますし、多様性を受け入れる社風や文化があるので、このような制度をフレキシブルに利用することができます。以前からアクセンチュアにいた先輩の話によると、もともとは激務で体力勝負の会社だったようですけどね(笑)。しかし、「Project PRIDE」という働き方改革を進めてから、社内の雰囲気が少しずつ変わってきました。

女性サポート制度

「女性の働きやすさ」に関する制度と取り組みについてはこちら

強みを生かして、自分らしく働けばいい

コンサルタントでしかも女性というと、強くてキリッとしている人が多いように想像しませんか。でも、アクセンチュアの女性コンサルタントは、どちらかと言うと柔らかい雰囲気の人が多いのです。これは私の個人的見解ですが、日本の社会は女性が男性と同じように働こうとすると、体力勝負の働き方や考え方を求められがちな気がします。

アクセンチュアでは、一人ひとりをちゃんと尊重してもらえる。だからみんな自分のスタイルを確立して、働くことができているように思います。

私がずっと目標にしている、憧れの女性社員の先輩からも「他の社員と同じ働き方はしなくていい。あなたはあなたの強みを生かせばいいのよ」と言われた、そのことが強く印象に残っています。

アクセンチュアの魅力はベンチャー企業と大手企業、それぞれの良さを兼ね備えていること。新しいことを生み出す風土や自由でフレキシブルな働き方ができるうえ、やりたいことを叶えるための人材や知見もあり、基礎をしっかり身につけられる環境も整っています。私もこれから、この環境をフルに生かして、まだ日本にない大きなビジネスモデルをつくることにチャレンジしていきたいと思っています。

アクセンチュア戦略コンサルティング本部の採用について詳しくはこちら


Izumi:アクセンチュア株式会社 戦略コンサルティング本部 コンサルタント。国内大手銀行の法人営業部を経て、2017年より現職。銀行を中心に新規事業戦略、業務改革等戦略プロジェクトに従事。デジタル技術を活用した営業プロセス改革や新規事業立上げなどを担当している。

Popular

Popular

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み