目指すは"チョコレート界のスタバ"? ゴディバがオープンした、カフェ1号店に行ってみた

ゴディバ

Irene Jiang / Business Insider

ゴディバ(Godiva)には"贈り物用のチョコレート・ショップ"にとどまらない大きな計画がある。

ベルギーのチョコレートメーカー「ゴディバ」は4月、美味しいコーヒーやペストリー、菓子が楽しめるカフェを世界中にオープンすると発表した。一部、既存の店舗を改装するところもあるが、独立した店舗として出すという。カフェでは、通常の店舗と同じようにチョコレートのギフトボックスも販売するが、ベルギーワッフルや、クロワッサンとワッフルのハイブリッド「クロワッフル」といった新たなメニューが中心になる。

その1号店が4月、ニューヨークのマンハッタンにオープンした。ゴディバは今後6年で2000店のカフェをオープンする計画だ。スターバックスの元幹部の指揮の下、この野心的な計画がうまくいくかどうかは、カフェの商品次第だ。Business Insiderは5月、マンハッタンのカフェに行ってみた。


ゴディバのカフェは、マンハッタンのオフィスビルに入っている。「ゴディバ」のサインがやや多すぎるようにも感じるが、少なくとも正しい場所にいることは分かる。

カフェ外観

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座席エリアは明るく、心地よい。電源コンセントも豊富。客がカフェでのんびり過ごせるよう、デザインされている。クラシックなゴディバのギフト用チョコレートボックスも、壁際に数多く並ぶ。

店内の様子

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カウンターはスターバックスのショコラティエ・バージョンのよう。

カウンター

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ドリンクメニューには、シグネチャー・アイテムがすでに2つあった。そして、ラテ、アメリカーノ、カプチーノ。トルコ企業傘下のベルギーのブランドが提供するイタリア風のドリンク……なんだかよく分からなくなってきた。「ドッピオ」って何? 筆者はとりあえず、シグネチャー・ゴディバ・モカを頼んだ。

ドリンクメニュー

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多くの客と同じように、わたしもクロワッフルを楽しみにしていた。このワッフルとクロワッサンのハイブリッドは、約6ドル(約660円)。ダークチョコレートを注文した。

フードメニュー

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オープンから約1カ月。カフェは空いていた。客の大半は「お持ち帰り」を選んでいた。

店内の様子

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ここはカフェだが、チョコレートを買うこともできる。チョコレートを使ったドリンクやペストリーだけではチョコレートが足りないという人も、心配はいらない。

ギフトボックスの広告

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ここはカフェなのか、チョコレートショップなのか…… 両方じゃダメ?

チョコレート

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実際、このトリュフはすごくおいしそうだった。でも、ダークチョコレートのクロワッフルを頼んだばかりのわたしには、これ以上の糖分は必要なさそうだ。

トリュフ

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会計でチップのオプションがないことには驚かされた。店員にどうやってチップを渡したらいいのか尋ねると、会社からチップを受け取ることは禁じられているという。

会計

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この紅茶のセットを見て、わたしのドリンクもいい感じのカップで出てくるのではないかと、期待が膨らんだ。

紅茶

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だが、砂糖やストローが置かれたこのパッとしないコーナーが、これから出てくるものを予兆していた。

砂糖やストローが置かれたコーナー

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注文した6ドルのクロワッフルが、紙製のコーンに埋もれた状態で出てきたときはびっくりし、同時にがっかりした。店はガラガラなのに出てくるまでに10分以上待たされた上、こちらから店員に声をかけなければならなかった。そして、肝心のクロワッフルは、プラ製の袋から取り出したものをトースターで温めて完成。高級チョコレートのカフェというより、ブルックリンの出店で買う菓子のようだ。

クロワッフル

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モカも紙製のカップで出てきた。普通に美味しいけれど、それ以上ではない。ニューヨークとはいえ、これで12ドル(約1300円)とは信じられない。ドリンク、フード自体は悪くはないが、パッケージがチープで、値段の割に期待外れだった。

注文したクロワッフルとモカ

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クロワッフルは、チョコレートたっぷりの平たいパン・オ・ショコラみたいだった。甘くて、ちょっとサクサクする。表面はカリっと、中は柔らかいワッフルと、軽くてサクサクなクロワッサン…… かけ合わせる必要があったのかどうか。

クロワッフル

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モカもちゃんとしたカップで出してもらいたかった(店員には、店内で飲むと伝えたのだから)。少なくとも、ドリンク自体は甘すぎず、美味しかった。

モカ

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電源コンセントはたくさん用意されていたが、ゴディバのカフェは、スターバックスをコーヒーショップの代表格にした確かな品質、価値、居心地の良さを提供できていない。一般的なコーヒーショップとしては価格が高すぎるし、高級路線で行くには商品が伴っていない。

チョコレート

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ゴディバは方向性 —— 客がスターバックスの代わりに選びたくなるような手頃でカジュアルなカフェ、もしくは、そのブランドや価格が示す高級感を提供するカフェ —— をどちらかに決めるべきだ。

[原文:Godiva plans to open 2,000 cafés in a quest to become the Starbucks of chocolate — here's what it's like to visit]

(翻訳、編集:山口佳美)

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