キャリアを劇的に変える方法

エリカ・ケスウィン(Erica Keswin)氏

組織人事ストラテジストでエグゼクティブコーチのエリカ・ケスウィン。

@telyfoto

  • 転職活動中は、業界あるいは職種のどちらか1つを変えることに集中することがベスト。2つを同時に変えようとしてはいけない。
  • これは、組織人事ストラテジストでエグゼクティブコーチのエリカ・ケスウィン(Erica Keswin)の意見。
  • ケスウィンはまた、今の仕事から新しい仕事に活用できるスキルをまとめることを勧めた。

ニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネスのエグゼクティブコーチとしてのエリカ・ケスウィン(Erica Keswin)の日々の大部分は、キャリアを変えたいと考えているクライアントとのやりとりが占めていた。

クライアントたちは仕事に飽きたのかもしれない。行き詰まったと感じていたのかもしれない。天職が別のどこかにあると感じたのかもしれない。

こうしたクライアントすべてに対して、組織人事ストラテジストで『Bring Your Human to Work』の著者でもあるケスウィンは、同じアドバイスを送った。

「業界と職種を同時に変えることは非常に難しい」

だが、あまりにも多くの人が転職活動に熱心になり過ぎ、キャリアチェンジの際には180度の完全な転換を望んでいる。

例えば、あなたが今、ファッション業界で財務を担当しているとする。ケスウィンは、ファッション業界に留まって希望する職種に転職するか、財務という職種を維持しつつ希望する業界に転職することを勧める。

新しい役割もしくは新しい業界のどちらかで経験を積めば、もっと大きなキャリアチェンジを考えることができる。

ケスウィンはまた、多くのクライアントに次の仕事に活かせる、転職に有利なスキルをまとめることを指導してきた。

「興味のある仕事と、今までやってきた仕事。紙の上では、“新しい仕事”は“これまでの古い仕事”と何も共通点はない。しかし、一皮むけば、“新しい仕事”に活用できるたくさんのスキルを持っていることは明らか」

これは結局、辛抱強く、慎重で、思慮深くなることに行き着く ── 確かに、現在の仕事にうんざりしているときに、こうした特徴を示すことは簡単なことではない。

実際、キャリアコーチで元グーグルのジェニー・ブレイク(Jenny Blake)は、今の会社で新しい役割を担うのか、スタートアップを立ち上げるのかにかかわらず、キャリアチェンジをするときには4段階のプロセスでクライアントを指導している。

最初のステップは、現在のキャリアステージで何がうまくいっているのか、そしてそれをどのように活用できるのかを明確にすることだ。

選択肢を3つに絞り込む

ケスウィンは、クライアントがスキルのマッピングを終え、以前の職種とかけ離れすぎていない新しい仕事をいくつか提示すると、選択肢を3つに絞り込むよう勧める。

理由は、「私のクライアントのほとんどは、これまでに築いてきた何らかの関係を通して、最初の面接、あるいはその次の機会を得ている」からと彼女は語った。オンラインでの書類提出を通してではない。

つまり、そうした関係を築くために、適切な時間とエネルギーを投資する必要がある。

元同僚や同級生に連絡することを考えてみよう。「3つ以上の選択肢を検討していると、すべてがおろそかになる」

[原文:How to make a drastic career change, from an executive coach who's helped countless people unhappy at work

(翻訳:一柳優心、編集:増田隆幸)

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