元グーグル幹部が明かす、最高の会議はジムから生まれる理由

ゼストファイナンスCEO、ダグラス・メリル氏

ゼストファイナンスCEO、ダグラス・メリル氏

Zest Finance

  • ダグラス・メリル氏はグーグルの元CIO(最高情報責任者)で現在は金融系スタートアップ、ゼストファイナンスのCEO。
  • ベストな会議はしばしば普通ではない場所で行われると49歳のメリル氏はBusiness Insiderに語った。
  • メリル氏は会社の幹部とボクシングリングでスパーリングをしながら、あるいはジムで有酸素運動をしながら仕事の話をする。そして、そのことが生産性の向上に非常に役立っていると考えている。
  • 同氏は、自身をCEOとして際立たせているもう1つは、数学の本、歴史の本、そしてファンタジー小説を厳密なスケジュールを決めて読んでいることと述べた。

企業の重役が決断を下したり戦略を練ったりする場として、どのような場所を思い浮かべるだろう? きっと、オフィスと答える人が多いだろう。

だが、グーグルの元CIO(最高情報責任者)で現在は金融系スタートアップ、ゼストファイナンス(ZestFinance)のCEO、ダグラス・メリル(Douglas Merrill)氏は、最も生産的な会議を普通とは違う場所で行う ── そして、それが他のテック業界のリーダーから自身を際立たせていると同氏は考えている。

「ベストの1on1(ワン・オン・ワン)ミーティングの多くは、ジムで行ったもの」とメリル氏はBusiness Insiderに語った。

「トレッドミルデスクで仕事をしているから、毎日、かなり運動している。比較的コンスタントにエクササイズもしている。見た目よりも若くなろうとしているわけではなく、ジムにいると少しスッキリするから」

グーグル元CEO、エリック・シュミット氏

グーグル元CEO、エリック・シュミット氏。

Richard Brian/Reuters

メリル氏のグーグルでの在任中にCEOを務めていたエリック・シュミット(Eric Schmidt)氏は発言内容をできる限り絞り込んだ会議を好むことで知られている。何が要点なのか、同僚たちが明確に理解できるから。だが、メリル氏のジムでの会議は、本質的には、より親密なものになりやすい。

「チーフスタッフと一緒に有酸素運動としてキックボクシングやスパーリングをするので、自然と会うことになる。うちのCOOとも一緒に有酸素運動をするのでジムでよく会う。仕事の話をするのはごく自然なこと。クールなこと」と同氏は述べた。

「普段は会議のためにジムに来ることを強制しないようにしている。ジムでの会議は、もう少し自然に発生するもの。話す内容については確かに敏感になるが、ジムには気を逸らすものがなく、会議に適した場所になった」

メリル氏の「機械的な」読書スケジュール

ジムでの会議に加えて、メリル氏はオフィスにいないときに神経を研ぎ澄ますために「極めて機械的」と同氏が呼ぶ読書スケジュールを守っている。

「数学の本を読み、次に歴史の本、さらにヤングアダルト向けバンパイア小説を読む」と同氏は10年ほど続けているルーティンを説明した。

「通常、数学の本を読むのに1週間ほどかかる。歴史の本も1週間ほど。そしてファンタジー小説は1日で読む。これを繰り返している。それぞれが少しずつ私のマインドをある意味構成していると気づいたから」

「数学の知識はこの業界では本当に重要。歴史には説得力がある。ヤングアダルト向けの小説は時々、私の脳が少し休みたがっていることの表れ」

メリル氏はこのような読書習慣はそれほど変わったものではないと付け加えた。

「以前は自分でも変わっていると思っていた。だが、大手銀行の多くのCEOと話をしたところ、この手の読書習慣は極めてありふれていた。興味深かった」



[原文(BI Prime):Google's former engineering chief explains why his best meetings happen while throwing punches at his chief of staff

(翻訳:仲田文子、編集:増田隆幸)

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