ボロボロのフードトラックからスタート! アイスクリーム・サンドイッチで大成功したわたしが得た、人生の5つの教訓

ナターシャ・ケース氏

この記事を書いた、クールハウスのCEOで共同創業者のナターシャ・ケース氏。

Natasha Case

  • ナターシャ・ケース(Natasha Case)氏は、アメリカ7500店舗で購入可能なアイスクリーム・ブランド「クールハウス(Coolhaus)」のCEO兼共同創業者だ。
  • ケース氏がビジネスを立ち上げたのは2009年。古い郵便車をフードトラックに変え、パートナーのフレイヤ・エストレラー(Freya Estreller)氏とともに手作りのアイスクリーム・サンドイッチを売るため、野外フェス「コーチェラ・フェスティバル」へ向かった。
  • あれから10年、ブランドは成功している。ケース氏は、その過程で悪戦苦闘しながら得た教訓を振り返った。

もし10年前のわたしに、あなたはアイスクリーム・ブランドを経営し、国内7500店舗以上で売るようになると言っても、絶対に信じなかっただろう。当時のわたしは建築学を学ぶ学生で、アイスクリーム・サンドイッチ作りに目覚めたばかりだった。

2009年、パートナーで共同創業者でもあるフレイヤ・エストレラーとわたしは、思い付きで古い郵便車をフードトラックに変え、ロサンゼルス郊外の砂漠で開かれるフェスに行こうと決めた。わたしたちのお手製アイスクリーム・サンドイッチは、すぐにフェスの参加者の間で大人気になり、イベントのあとも売り続けなくてはと思った。その週末以降、ものすごく忙しくなった —— わたしたち2人ともが複数の仕事を掛け持ちし、物事が混沌としていたときですら、わたしたちは情熱に押され、ビジネスを大きくしなければと駆り立てられていた。

あれから10年、わたしはこれまでの全ての経験から得た5つの最大の学びをシェアしたいと思う —— ビジネスだけでなく、人生についても。


1. 根性が必要

トラック

最初のトラック。

Courtesy of Coolhaus

初めの頃は、ボロボロのフードトラックで地点Aから地点Bに移動するのも大変だった。フェスでデビューすると決めたあとは、友人たちにフェスのチケットと交換で一緒に働いてくれるよう、説得しなければならなかった。自分でビジネスをやるかどうかにかかわらず、成功するには多少の根性が必要だ。積極的に取り組む意思を持ち、自分で問題を解決し、周りに助けを求めることが、目標達成のためには必要不可欠だ。

2. 適切なパートナーを見つけよう

家族

筆者とパートナーのフレイヤ、わたしたちの息子と。

Courtesy of Coolhaus

ビジネスで成功するには、自分を適切な人たちで囲むことだ。日々、自分にモチベーションとインスピレーションを与えてくれるチーム作りと、ゼロから自分の冒険をサポートしてくれるパートナーと働くことが重要だ。

起業経験ゼロの小さなビジネスのオーナーとして、わたしたちはプロセスをできるだけシンプルにできるリソースを追求した。LLCとして正式にビジネスを立ち上げるためには、手頃で使いやすい「LegalZoom」を選んだ。投資家を見つけるためには、わたしたちの限界を押し広げさせてくれる人たちと提携した。人生も同じだ。サポートしてくれるネットワークを持ち、誰が自分の味方か考えることの重要性をわたしは学んだ。

3. 人生は不安定なものだと理解しよう

ナターシャ

Courtesy of Coolhaus

クールハウスを立ち上げてから初めの数年は、ビジネスがわたしの生活の中心だった —— 自分の時間とエネルギーの100%を、このビジネスを素晴らしいものにするために注いだ。 幸運なことに、わたしは共同創業者と恋人関係だった(今ではわたしの妻だ! )から、2人でいることとビジネスを続けることを両立できた。最終的にフレイヤがクールハウスに専念すると決め —— 簡単な決断ではなかったが —— 、この決断はわたしたちの関係にとっても、会社にとっても最大で最良の一歩となった。

わたしは常に(もし恋人や友人、家族と一緒に仕事をすると決めたなら)、ビジネスは人間関係よりも重要でなければならないし、人間関係はビジネスよりも重要でなければならないと言っている。今、わたしは本当にクリエイティブな、ビジネスに集中できる、プライベートな生活とのバランスが取れた場所を手に入れたと感じている。素晴らしいチームに囲まれ、家族を始めることもできた(わたしたちには2歳になる息子がいて、2人目も計画中だ! )し、クールハウスを経営すること以外にも自分の好きなことを楽しんでいる。混沌の時期もあるかもしれないが、人生は「完璧な」均衡が取れるものではなく、自分の幸せをどう定義するか —— そして、それを楽しまなければならないということを受け入れる必要がある。

4. 自分がどんな人間か(特にリーダーとして)を理解するには、時間がかかる

アイスクリーム・サンドイッチ

Courtesy of Coolhaus

起業家として、ブランドの顔でいることは怖いものだ。リーダーとして、自分のマネジメント・スタイルを見つけるのにも時間がかかる。確立できるまで、初めのうちは"はったり"だ。自信が全てなのだ —— 必ずしも自分がやっていることがよく分からなくても、大胆でいること、物怖じしないことが、自分が目指すリーダー像に近付く助けになる。だが、それは常にミスをしないということではない。壁にぶつかったり、不安な時間を過ごすことも、学びと進化の素晴らしいチャンスだ。そして、過ちを認める謙虚さを持ち、ミスから学ぶことが重要だ。

5. "でこぼこ道"は避けられない

筆者とそのパートナーと息子

Courtesy of Coolhaus

わたしがこの冒険から学んだ一番重要なことは、どんなにいい計画を立てたとしても、障害物に出会う心づもりをしておくということだ。スタートアップをやるということは、それがボロボロのトラックであれ、投資家にはねつけられることであれ、何かしらの問題にぶつかるということだ。それを受け入れ、冷静に処理することで、職場でも職場の外でも、自分がいかに有能かが分かるようになるだろう。

1日の終わりに、もしあなたが副業もしくは情熱のせいで夜、眠れず、人の心をつかんで離さないストーリーがあり、周りもあなたがやっていることを信じてくれているなら、追い求める価値はある。人生で何をするにせよ、自分の直感を信じよう —— 悲観的なことをいう人も必ずいるだろうが、少しのガッツと自信、適切なチームがあれば、成功できる。

[原文:I parked an old postal truck at Coachella and sold ice cream sandwiches out the window. Ten years later, my brand is a huge success — and these are the 5 tricks that made it all work.]

(翻訳、編集:山口佳美)

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