ちょっと待った! 不動産業者が教える、家を買う人がやりがちな13の大きなミス

カメラ目線の女性

Justin Sullivan/Getty Images

自分にとって完璧な家を長い間、探し続けている? 派手な設備に気を取られて、家の本当の価値を見ていない?

Business Insiderではアメリカ各地の不動産業者に、客が家を買う時にやりがちなミスとはどんなものか尋ねた。

その中から、よくある13の大きなミスを紹介しよう。


1. どんな物件でも、価格交渉が可能だと考えている

業者とのやりとり

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ニューヨークのある不動産業者は、「家に値段をつけるとき、売主はさまざまな戦略を使っている」と言い、「交渉の余地を残して価格を設定する場合もあれば、複数の購入希望者を集めて、当初の価格より高く売ろうとすることもある」と語る。

2. 一部の「派手な」設備に気を取られて、家の本当の質を無視している

白いキッチン

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ニューヨークのある不動産業者は、「ケーキの飾りつけに誘惑されないことが重要だ」とし、「飾りつけは無視して、家の本質 —— 建築の質や完成レベルに集中しよう」と、アドバイスする。

別の不動産業者も、「御影石を使ったカウンターやステンレス製の電化製品といった、派手なものにばかり気を取られている客は多い」と指摘する。

3. 頭金をできるだけ多く払わない

小切手

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ある不動産業者は、十分な頭金を払わないというのも大きなミスの1つだと指摘する。

「頭金を多めに払うことで、月々の住宅ローン返済を大幅に減らすことができる」

4. 安い金額を直接、提示する

計算機

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ワシントン州とオレゴン州のある不動産業者は、家を買う時にやりがちな大きなミスの1つとして「安い金額を直接提示して、売主を怒らせる」ことを挙げ、「間に業者を挟んで、非公式にすべきだ」と語った。「わたしたちは交渉するためにお金をもらっている。仕事をさせて」

5. 特定のスタイルの物件しか探さない

とがった屋根の家

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バージニア州のある不動産業者は、多くの人が特定のスタイルの物件にこだわり過ぎていると指摘した。

「家は住む人が作るもので、ライフスタイルに合っていればいい」「外側がどんな見た目かは、関係ない」

6. いつか売る日のことを考えていない

販売中の物件

AP/Alan Diaz

フロリダ州のある不動産業者は、買い手はどこかの時点で家を売るであろうことを忘れがちだと指摘する。

「いつか売る必要が出てくるだろうことを忘れている」「大半のものは直せるとしても、場所だけは直せない。価格ではなく、場所で買おう」

7. 仲介業者なしで買おうとする

内見をするカップル

AP Photo/Jeff Chiu

マンハッタンのある不動産業者は、仲介業者抜きで家を直接買おうとすることを大きなミスの1つに挙げた。

「どんなに数学が得意でも、エクセルのスキルが抜群でも、計算できない多くの事柄があり、ミスをすることになるだろう」

8. 屋根や温水タンクの状態といった、重要なディテールを見落としている

屋根がボロボロの家

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マンハッタンのある不動産業者は、「買い手は直感を信じ、電気配線に問題はないか? といった『重要な』ディテールを無視することが多い」と指摘する。

他にも、屋根や温水タンク、ボイラーの状態なども重要だという。

9. いつかもっと良いところが見つかるだろうと、素晴らしい物件を見送っている

販売中の物件

Justin Sullivan/Getty Images

マンハッタンとブルックリンのある不動産業者は、「もっと良いところが見つかるだろうと、理想的な物件を見送っている客もいる」 と言い、「この戦略はまずうまくいかない」と指摘した。

サンフランシスコのある不動産業者は、初めて家を買う人の多くは、最初に一番良い物件を見ているものだと言う。「彼らは家探しのあまりにも早い段階で見たためにその物件を見送り、完璧な家を求めて何年も探し続ける」「そして今、住宅価格が上がり、そうでもない物件を買うのにもっと多く払うことになっている。これは誰もが嫌がることだ」

初めて見た物件だとしても、自分の直感を信じるべきだと、この業者はアドバイスする。

10. その家の本当のポテンシャルに気付いていない

キッチン

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ニューヨークのある不動産業者は、多くの買い手がその家の「骨組みやポテンシャル」を見ず、「派手な壁紙や趣味の悪いキッチンといった取るに足らないことに気を取られている」と指摘する。

11. 「パーフェクト」な家が見つかるまで待ち続ける

おしゃれなリビング

Getty Images/Inti St Clair

ニューヨークで高級賃貸物件を手掛けているある不動産業者は、「少なくともニューヨーク・シティでは、気に入ったマンションが見つかるまで待ち続ける」のは大きな間違いだと言う。

「『パーフェクトなマンション』など存在しない」「10のチェック項目のうち、7つ当てはまる物件を見つけたら、そこで手を打つべきだ。『気に入ったけど、もう少し探してみる』ということは、気に入ったマンションを失い、後悔することになる」

12. インターネットに掲載された物件情報にこだわり過ぎる

スマートフォン

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ニューヨーク・シティで賃貸物件を手掛けるある不動産業者は、「インターネットで見つけた『あの物件』」にこだわり過ぎることが、多くの人がやりがりなミスの1つだと言う。

「あまりに多くのクライアントが、自分で検索して、オンラインで見ただけの物件にこだわって、他の物件、もっと良い選択肢があることに気付かない」

インターネットに掲載された物件の写真はしばしば加工されていると言い、「実際にその夢の物件を目にして、クライアントががっかりすることも多い」と語った。

13. 気が進まない家を買う

内見をする女性

Justin Sullivan/Getty Images

コネティカット州のある不動産業者は、よくあるミスの1つは買い手がしばらく家に住んでから分かるという。

「家を買う際に、楽しみに思う気持ちよりも、何かしら心配、不安に思う気持ちが強いなら、それはあなたが買うべき家ではなく、購入を見送るのが最良の選択だろう」

[原文:The 13 biggest mistakes people make when buying a home, according to real-estate agents]

(翻訳、編集:山口佳美)

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