Facebookは評判スコアが低かった企業の1つ。
Associated Press
- 多くのアメリカ企業は評判が悪い。苦戦中のシアーズからトランプ・オーガナイゼーションまで。
- 我々はレピュテーション・インスティテュートの協力を得て、最も低スコアとなった企業を業界ごとに特定した。
- 低スコアの理由には、イノベーションへの取り組み、ユーザーの不信感、リーダーシップの問題などがある。
どのファストフードチェーンでハンバーガーを買うか、どの銀行に預金口座を作るか、次の休暇でどの航空会社を使うかを決めるとき、一般的にはいくつかの選択肢がある。
そして決断するときが来たら、それは各ブランドの評判を検討するいい機会になる。
人と同じように、どの企業も評判がついて回る。悪い評判で苦戦している大手企業を見つけるために、我々はレピュテーション・インスティテュートの協力を得た。
レピュテーション・インスティテュートは、7つの「側面」で企業を評価する。製品・サービス、イノベーション、仕事環境、ガバナンス、社会的責任、リーダーシップ、パフォーマンスだ。
これらは企業の評判を上げ、ある業界ではより高い評判を作る。レピュテーション(評判)スコアは0〜100で、0~39は「poor」、40~59は「weak」、60~69は「average」、70~79は「strong」、80以上は「average」となる。
ここで取り上げた10社はすべて、レピュテーション・インスティテュートの「2019年世界高評価企業ランキング」で評判が悪く、かつ業界で最も評価が低かった企業。なお、ネットフリックス、ワールプール(Whirlpool)、ハーシーが高評価トップ3だった。調査は16万7000人以上の評価をもとに、680社以上を検討した。
アクシオスとハリス・ポールの調査でも、シアーズ、トランプ・オーガナイゼーション、フィリップモリスなど、同じ企業名が低評価企業としてあがった。Business Insiderのリテームチームは、シアーズの破綻やマクドナルドなどの評判を上げようとする試みを伝えた。
レピュテーション・インスティテュートのランキングで低評価だった10社を見てみよう。
ファストフード:マクドナルドの平均的なスコアは、ファストフード企業に対するユーザーの不安を表している。
Abigail Abesamis
評判スコア : 60.1(average)
自動車:フォルクスワーゲンは平均的なスコアだが、自動車業界では最も低い。
Reuters
評判スコア : 63.7(average)
小売:シアーズはなんとか倒産は避けたが、依然として低スコア。
Reuters
評判スコア : 58.6(weak)
エネルギー:BPは環境への懸念から低スコアとなった。
Reuters
評判スコア : 58.0(weak)
航空:スピリット航空は、他の航空会社との商品やサービスでの競争に敗れた。
Philip Pilosian/Shutterstock
評判スコア : 54.2(weak)
金融:ゴールドマン・サックスは他の金融・投資企業より低スコア。
ゴールドマン・サックス。
Richard Drew/AP
評判スコア : 52.8(weak)
メディア:コムキャストは変化を続ける業界の中で低スコアとなった。
Reuters
評判スコア : 51.3(weak)
タバコ:フィリップモリスはマールボロで有名だが低スコア。
Thomson Reuters
評判スコア : 45.9(weak)
テクノロジー:シリコンバレーにおいて、フェイスブックは悪い評判に頭を悩ませている。
Associated Press
評判スコア : 45.2(weak)
不動産:トランプ・オーガナイゼーションは、今回の10社で最も低いスコアとなった。
Associated Press/Evan Vucci
評判スコア : 33.8(poor)
[原文:10 American companies with the worst reputations]
(翻訳:Makiko Sato、編集:増田隆幸)