ユニクロ、無印、ダイソーを足して3で割った「名創優品」がIPO計画。「2022年までに1万店目標」

めいそう

ロシアにオープンした名創優品の店舗。拡大が止まらない。

Sorbis/shutterstock

無印良品とダイソーとユニクロを足して3で割った雑貨店」として、日本人をざわつかせつつ、瞬く間に店舗数を拡大した中国の雑貨チェーン「名創優品」(MINISO、メイソウ)が、新規株式公開(IPO)を計画していることが明らかになった。

ブルームバーグが6月25日に報道し、名創優品はその後、「2018年1月から上場に向けて動いている」とコメントした。

ブルームバーグの報道によると、名創優品は香港かアメリカでIPOを実行し、10億ドル(約1700億円)の調達を計画している。ただし具体的な時期は固まっていないという。

商品

当初は意味不明な日本語も話題だった。

撮影:浦上早苗

名創優品は日本人デザイナーの三宅順也氏と、中国人連続起業家の葉国富氏が2013年に創業。「日本ブランド」を前面に押し出していたが、実際には葉国富氏が経営を担い、商品デザインなども中国で行われている。

中国でも、「LOGOはユニクロ、店舗のデザインは無印良品のパクリ、低品質のバッタ物を売っている」と揶揄されていたが、「10元均一」の分かりやすい価格設定と優れたデザインによって、中国内外に店舗を拡大。公式サイトによると中国を中心にアラブ首長国連邦(UAE)やロシアなど世界80カ国に、3500店舗以上を出店している。2018年の売上高は170億元(約2600億円)だった。

2018年9月には、SNSのWeChat(微信)を運営する中国IT大手テンセント(騰訊)とHillhouse Capital(高瓴資本)から10億元を調達し、同12月に「2022年までに100カ国、1万店舗、売上高1000億元体制を実現する」と公表した。IPOは拡大戦略の一環と見られる。

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最近はスウェーデン風家具ブランドを立ち上げ(写真右)、同業他社(写真左)ともめている。

2社の公式サイトより。

ただし名創優品をめぐっては、全国ブランドに成長した後も「パクリ」トラブルが後を絶たない

2018年3月には、「イケアとH&Mを足して割ったインテリアショップ」と話題になったスウェーデン風家具ブランド「NOME」のフランチャイジー募集を開始し、同じく「NOME」ブランド(Oの上にーがついている)で同様のビジネスを展開する広州の企業と訴訟沙汰になっている。

(文・浦上早苗)

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