ファーウェイの創業者、任正非CEO
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中国IT企業ファーウェイ(華為技術)の創業者、任正非CEOは、組織の活性化のために、世界から「天才少年」を招く意向を明らかにした。
ファーウェイが6月27日、任CEOの発言として従業員へのメールで明かした。
任CEOは「ファーウェイは世界の先頭を行き、自ら標準をつくり、他社がついてくるような企業にならなければならない」と訴え、「今年は世界から20-30人、来年は200-300人の天才少年を招へいする。天才少年たちはドジョウのように、ファーフェイの組織に刺激を与えてくれるだろう」と述べた。
トランプ大統領は6月29日に、ファーウェイに対する禁輸措置を見直すと表明したが、先行きはなお不透明だ。
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任CEOは最後に、「今後3-5年で“武器”を総入れ替えして、この戦争に必ず勝つ」と組織を鼓舞している。
アメリカ政府は5月、ファーウェイに禁輸措置を発動したが、トランプ米大統領は6月29日の米中首脳会談後に、禁輸措置を一部見直し、同社への米製品の輸出を認める考えを示した。
(文・浦上早苗)