地震によって、高速道路にはひびが入っていた(カリフォルニア州、2019年7月6日)。
Associated Press/Marcio Jose Sanchez
- アメリカのカリフォルニア州では7月4日以降、3000回以上の地震が観測されている。
- 最初のマグニチュード6.4の地震は前震だったと、地震学者たちは考えている。
- 科学者たちは、最終的には3万回以上の揺れを観測することになるだろうと考えていて、大きな揺れが複数回起こる可能性もあると指摘している。
カリフォルニア州では、マグニチュード6.4の揺れに襲われた7月4日以降、3000回以上の地震が観測されている。
当局は、今ではこれが前震だったと考えている。この揺れのあと、マグニチュード3以上の揺れが340回、マグニチュード4以上の揺れが54回、マグニチュード5以上の揺れが6回観測されていて、5日にはマグニチュード7.1を記録したと、カリフォルニア工科大学の地震学者、エギル・ホークソン(Egill Hauksson)氏は6日、報道陣に語った。
地震学者のルーシー・ジョーンズ(Lucy Jones)氏は6日夜、「さらに大きな揺れが来る可能性は低そうだ」が、マグニチュード4程度の揺れは翌週も「避けられない」、マグニチュード5程度の揺れも「あり得る」とツイートした。
地震によって、砂漠にできた亀裂を指さす男性(カリフォルニア州、2019年7月4日)。
David McNew/Reuters
地震学者たちは、最終的にはマグニチュード1以上の揺れを3万回以上観測することになるだろうと考えている。
震源は、カリフォルニア州のサールズバレーの近くだ。
一連の地震で、これまでに負傷者は出ているものの、命を落とした人はいない。火事や建物への被害も報告されている。
モハーベ砂漠や高速道路では亀裂、ひび割れも見つかっている。
[原文:Seismologists have recorded a whopping 3,000 earthquakes in California since July 4th]
(翻訳、編集:山口佳美)