1万円安くなった「Nintendo Switch Lite」で知っておくべき 10の特徴

Switch Lite

任天堂はSwitchプラットフォームの2台目のハードウェアあとなる「Nintendo Switch Lite」を発表した。

任天堂は7月10日、外出先などでの利用に特化した廉価版の新型ゲーム機「Nintendo Switch Lite」を発表した。発売は9月20日を予定。2017年3月に発売したNintendo Switch(2万9980円)と比較して一部機能を省くことで、1万9980円(税抜)という低価格を実現しているのが特徴だ。

どういった機能がSwitch無印と比べて省かれているのか。Switch Liteは買いなのかどうか。同社の発表をまとめた。

1. Switch Liteの見た目はSwitchにコントローラーを装着した「携帯モード」そのものだが、コントローラーが一体化している

Switch Lite


2. そのため、大画面に映し出す「TVモード」や友だちや家族とコントローラー分け合って遊ぶ「テーブルモード」は利用不可

Swtich 比較


3. コントローラー「Joy-Con」がないため、HD振動や各種センサーを使った遊びは、制限されるタイトルもある

Joy-Conではない


4. ただし、Switch LiteはJoy-Conと無線接続できるため、別途Joy-Conと充電用の周辺機器を用意することで遊べる機能もある

Joy-Conとは接続可能


5. 「携帯モード」しかサポートしないため、無印にある背面スタンドはLiteにはない

Switch Lite 背面


6. コントローラーを外して行なう「おすそわけプレイ」非対応なので、左コントローラーの十字ボタンが、一般的な十字キーになった

変更された十字キー


7. ディスプレイは同じHD解像度(1280×720ドット)だが、Liteは5.5インチと無印(6.2インチ)と比べて小さい

ディスプレイ比較


8. サイズは縦に無印と比べてLiteの方が縦10.9ミリ、横31ミリ小さく、重さは約123グラム軽い

大きさ比較


9. さらにバッテリー駆動時間も向上しており、公称値は全体的に30分ほどアップ。例えば「ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド」なら約4時間遊べるという(無印では3時間だった)

バッテリー駆動時間比較


10. そして、なんと言っても安い。無印は2万9980円なのに対し、Liteは1万9980円と、1万円の差がある

販売情報

価格はいずれも税抜。



用途をスイッチできないSwitchは必要か?

Nintendo Switch

1台でさまざまなシチュエーションに対応するNintendo Switchは、ゲーム機の1つの未来形だった。

今回のSwitch Liteの特徴について、既存のSwitchユーザーは少し違和感を抱くかもしれない。Switchは本体のタブレットとJoy-Conというハードウェアの組み合わせにより、「TV」「テーブル」「携帯」と3つのモードに切り替えられ、家の中でも外出先でも移動中でも遊べる新感覚の次世代ゲーム機として登場したからだ。

Switch LiteにもJoy-Conを接続できるとはいえ、利用用途が「携帯」のみに限定される(テレビには接続できない)のは注意だ。

Liteは携帯ゲーム機としてのニーズに応えた

Switch Lite

安価で軽い携帯型ゲーム機だからこそやりやすいゲームプレイの形はある。

とはいえ、Switchの世界観や遊びの幅の拡大、ハードとソフト両方の売り上げ向上を目指すのであれば、Swtich Liteの存在は必要不可欠だ。

まず、既存のSwitchのネックの1つは価格だった。無印Switchは税込では3万円もする。「外でも遊べる据置機」として考えれば少し安く思えるかもしれないが、子どもに遊ばせるゲーム機としてやや割高に感じる両親も少なくないだろう。それに家族が1台のSwitchを占有してしまった場合、当然ほかの家族はSwitchで遊ぶことはできないが、もう1つ“安価なサブ機”があれば、気軽に遊ぶことができる。

ポケモン

人気タイトルの「ポケモン」は、11月に新タイトルを発売予定。Switch Liteのコラボモデルも登場する。

出典:ポケモン公式ホームページ

また、携帯ゲーム機の得意分野である対戦ゲームの幅も広がる。Switchは前述の「おすそわけプレイ」により、1台でも複数人で気軽に遊べる方法を提案したが、おすそわけプレイはそれぞれのプレイヤーが育成もしくは構築したデータ(キャラクター)で戦うようなタイトルには不向きと言えた。

もちろん、TVモードで大画面をシェアして遊んだり、オンライン対戦ならそれが可能だが、同社のNintendo 3DSのような手軽さはないだろう。Switch Liteは気軽に持ち運べるので、そのような対戦などの複数人でのプレイもしやすくなる。

Nintendo 3DS

Nintendo 3DS向けのゲームタイトルは、現状新しい物が予定されていない。

Switch Lite発表の背景には、まさにLiteを必要としている層にうってつけな最新タイトル「ポケットモンスター ソード・シールド」(ポケモン ソード シールド)の発売が11月15日に迫っていることや、Nintendo 3DSシリーズの縮小計画がある。

とくに、3DSシリーズは2019年6月以降に発売したタイトルはなく、予約受付中のタイトルもない(同社のホームページより、7月11日時点)。同社が4月に開催した2019年3月期決算説明会で行われた質疑応答の公開資料によると、「携帯型ゲーム機の市場をNintendo Switchで取りに行くのか」という出席者の質問に対し、同社は「Nitendo 3DSの販売は減少する計画」と認めた上でエントリーモデルとしての継続販売を示唆している。

同社としてはNintendo Switchのプラットフォームに全力を注ぐことで、有料会員制度「Nintendo Switch Online」での売り上げや、開発リソースの効率化を図る狙いがあるのではないだろうか。

(文・小林優多郎、画像・任天堂)

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