「支払いは30日後、分割で」H&M、小売業者にとって最悪のミスを回避するための"新たな戦略"

H&M

H&Mのセール。

Business Insider/Mary Hanbury

  • H&Mは今秋、アメリカで「buy now, pay later(購入は今、支払いは後で)」のサービスを導入する。
  • このサービスは、選んだアイテムを買うかどうか決めるまで、30日間顧客がそのアイテムをキープできるというもの。分割払い(4回)を選択することも可能。サービスの利用料は無料だ。
  • 金銭的な余裕のない10代にアピールするには、賢い方法だ。支払いを分散させることで、多くの顧客に正規の価格による購入を促すことにもつながる。

顧客にもっとお金を使ってもらおうと、H&Mが「buy now, pay later(購入は今、支払いは後で)」の決済プログラムを導入する。

スウェーデンの決済サービス「クラーナ(Klarna)」と提携することで、客は選んだアイテムを買うかどうか決めるまで、30日間そのアイテムをキープでき、分割払い(4回)が可能になる。

クラーナの広報担当者は、サービスの利用料は無料で、金利もゼロだと言う。H&Mは、同サービスを今秋、アメリカで導入するとしている。

アーバン・アウトフィッターズ(Urban Outfitters)やアバクロンビー&フィッチ(Abercrombie & Fitch)では、すでに同様の決済サービスを提供していて、金銭的な余裕のない10代への良い選択肢になっているだけでなく、ブランドにとってもプラスになっているようだ。

クラーナの競合、「アフターペイ(Afterpay)」のCEOニック・モルナー(Nick Molnar)氏は以前、割賦サービスは「顧客転換率と売り上げの20~30%増」に貢献するだろうと語っていた。分割払いにすることで、支払い総額の負担感を軽減し、客に正規の価格で買うよう促せるためだ。そうすることで、小売業界を悩ませる最大の問題の1つである値引きセールを店から減らすことができる。

近年、セール品が売り場の多くを占めていたH&Mにとっては、良いニュースだ。Business Insiderの2019年1月のインタビューで、H&Mの北米事業のトップ、マルティノ・ペッシーナ(Martino Pessina)氏は、会社にとって値引きを減らすことは重要課題の1つだと語っていた。これは、その1つの方法だ。

[原文:H&M has a new strategy to avoid retail's deadliest mistake]

(翻訳、編集:山口佳美)

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