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10代の若者の間で増える「うつ」 —— 女子が経験する可能性は男子の3倍

若い女性

Brian Snyder/Reuters

  • ピュー・リサーチ・センターによると、アメリカではうつに苦しむ10代の若者が増えていて、その数は2007年から2017年で59%増えた。
  • 10代の女子は、10代の男子に比べて、大うつ病エピソード(Major Depressive Episode: MDE)を経験する可能性は3倍だ。
  • 10代は、青年期の基礎を築く時期だ —— この時期に他者とのつながりを強く感じられた人ほど、年齢を重ねてからメンタルヘルスの問題を経験する可能性が低い。

アメリカの10代は、うつに苦しんでいる。

2017年、12~17歳のアメリカ人で少なくとも一度は大うつ病エピソード(MDE)を経験したことがあると答えた人の数は、2007年から59%増えた。320万人というこの数字は、同世代の13%を占める。ピュー・リサーチ・センターが2017年の「薬物使用と健康に関する全米調査(National Survey on Drug Use and Health)」のデータを分析した。

ハーバード・メディカルスクールによると、大うつ病エピソードの最も顕著な症状は「極端かつ持続する気分の落ち込み、深い悲しみ、もしくは絶望感」だ。

10代の女子は最悪で、10代の男子に比べて、うつを経験する可能性は3倍だ。ピュー・リサーチ・センターによると、2017年に大うつ病エピソードを経験した10代女子の割合は20%、男子は7%だった。最近、うつ症状を経験した10代女子の割合(66%)も、10代男子(44%)に比べて、2007年から2017年の間の増加率が大きかった。ただ、10代女子の方が治療を受ける可能性が高いと、ピュー・リサーチ・センターは指摘した。

うつは、10代の若者が直面する日々のプレッシャーと関係している可能性がある。2018年のピュー・リサーチ・センターの調査によると、10代男女の61%が良い成績を取ることにプレッシャーを感じていて、29%が自身の見た目に、28%が社会に溶け込むことにそれぞれプレッシャーを感じていた。

10代は、若者のメンタルヘルスにとって重要な時期だ。家庭や学校でつながっている、支えられている、気にかけてもらえていると感じている10代がメンタルヘルスの問題やリスクを経験する可能性は低いと、HealthDay Newsアメリカ疾病予防管理センター(CDC)の研究を引用し、報じている。

全体として、若い世代のメンタルヘルスの見通しは明るくない —— ミレニアル世代の間でも、うつが増えている

[原文:Depression is on the rise among Gen Z — and teen girls are experiencing the worst of it]

(翻訳、編集:山口佳美)

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