Emojipediaは、7月17日を「世界絵文字デー」としている。その理由は、最も有名なカレンダーの絵文字(アップルやグーグル、サムスンなど)が、7月17日を示しているから。
撮影:小林優多郎
スマートフォンなどを中心に、いまやコミュニケーションには欠かせない「絵文字」。海外でも「Emoji」として親しまれており、現在は文字コード(文字を特定するために必要な番号)の国際規格にも盛り込まれている。
そんな世界で活躍する絵文字だが、7月17日は「世界絵文字デー」とされている。このほどアドビは、絵文字に関するユーザーの利用動向を発表した。
調査結果では、一般的なユーザーがよく使う絵文字のほか、1990年代後半のインターネット環境がある時代から生まれ育った、いわゆる「Z世代」の意識も垣間見られるものになっている。
調査対象の年齢層:16〜73歳のアメリカ人の絵文字ユーザー
サンプル人数: n=1000人
調査期間:2019年5月8〜15日
アメリカで最も使われている絵文字は「うれし泣き」「赤いハート」「投げキッス」
性別で見るとハートと投げキッスは女性に人気。男性は笑顔と泣き顔を好む
ユーザーが絵文字で表現する感情のトップは「愛情」。次に幸せ、悲しみ、怒りなど
ユーザーは「会話をより楽しくするため」「文字だけより円滑にコミュニケーションできる」から絵文字を使う
とくにZ世代の58%は、ほかの世代と比べて絵文字が、自分たちの感情を表現できていると感じている。
83%のZ世代は、電話よりも絵文字でのコミュニケーションの方が感情を表現できると回答
ユーザーの半数は、髪型や肌の色が選べることで、自分の外見がうまく反映されるだろうと答えた
とくにZ世代の61%は、髪型について注目している。
アメリカのZ世代は、お気に入りの絵文字を使ったメールタイトルを開封する可能性が他の世代より高い(75%)
また、64%の絵文字ユーザーは、絵文字を使って食事や映画のチケットなどを購入したいと話している
テキストメッセージが広く普及しているアメリカと日本では文化の違いはあるが、これから生まれる新しいコミュニケーションの中で絵文字が大きな役割を担っていくのは間違いないだろう。
(文・小林優多郎)