オンラインから実店舗へ! ビクトリアズ・シークレットの新たなライバル「サードラブ」の1号店に行ってみた

サードラブのポップアップ・ストア

ニューヨークにできた、サードラブのポップアップ・ストア。

Bethany Biron/Business Insider

これまでになく着け心地の良いブラを求める消費者を獲得しようと、創業してから6年。オンライン限定のランジェリー・スタートアップ「サードラブ(ThirdLove)」が初の実店舗をオープンした。

サードラブがニューヨークにコンセプト・ストアを正式にオープンしたのは7月24日(現地時間)で、営業は2019年いっぱいを予定している。この店では「フィット・スタイリスト」による個別のブラ・フィッティングが受けられる。「フィット・スタイリスト」は、客にスタイルを提案するほか、 特許取得のアルゴリズムを使い、短いアンケートを通じて78ものサイズの中から最もフィットするサイズを導き出す、サードラブの「フィット・ファインダー」の利用をサポートする。

サードラブの共同創業者ハイディ・ザック(Heidi Zak)氏は以前、実店舗を出すつもりはないと語っていた。だが、ザック氏は新たな客 —— 中でも、ブラのようなサイズの変わりやすいアイテムは実際に試着をしてみたいと考える女性客 —— を獲得するための実店舗のポテンシャルに気付いたと言う。

「長い間、わたしたちが話し合い、顧客から強い要望のあった対面での試着が可能になりました」と、ザック氏はBusiness Insiderに語った。

「わたしたちはオンラインで数百万人もの顧客を獲得してきましたが、質問もかなり多く、なんとかして試しにやってみるべきだと考えました」

このポップアップ・ストアをオープンすることで、サードラブは実店舗を出して成功した「グロッシアー(Glossier)」や「アウェイ(Away)」 といったD2Cの人気ブランドと同じ道をたどろうとしている。

サードラブのポップアップ・ストアをのぞいてみよう。


サードラブの店舗は人気のポップアップ・ストアが並ぶことで知られる、マンハッタンのソーホー地区の近くにある。

店舗外観

Bethany Biron/Business Insider

通りの先にあるビクトリアズ・シークレットといった大手競合と戦い続けるサードラブにとって、実店舗を試してみるのはプラスになるだろう。

店舗デザインは、女性のためのコワーキング・スペース「The Wing」を手掛けたチームによるもので、柔らかな照明と温かな色みであふれている。

店内の様子

Bethany Biron/Business Insider

最初に目に入ってきたブラのディスプレイは、サイズに関係なく、デザインの一貫性を示している。サードラブは2018年6月、初めてサイズ展開を増やしたが、同社はその際、全てのサイズを作れる場合に限り、新しいデザインを展開するルールを作ったとザック氏は言う。

ブラのディスプレイ

Bethany Biron/Business Insider

サイズ展開を増やし続けていることについてザック氏は、リアーナのランジェリー・コレクション「Savage X Fenty」がサイズによって見た目が違うと非難されていることからも、デザインの一貫性は引き続き、重要な優先事項だと語った。

「ストラップやホックなどはやや大きくなりますが、CカップでもEカップでもIカップでも、スタイルは一貫しています」とザック氏は言う。

店内にはラウンジもあり、フィット・スタイリストに相談したい客はここで待つことができる。この壁を飾るのは、全てブラだ。

ラウンジ

Bethany Biron/Business Insider

700枚ものサードラブの「クラシックTシャツブラ」が使われていると、ザック氏は言う。

ブラジャーの壁

Bethany Biron/Business Insider

ラウンジの近くにはiPadが数台置かれていて、客はここで、特許取得のアルゴリズムを使った短いアンケートでサイズを導き出す「フィット・ファインダー」にアクセスできる。

iPadが置かれたスペース

Bethany Biron/Business Insider

これまでに1400万人以上の女性が自分のサイズを知るために「フィット・ファインダー」を利用していると、ザック氏は言う。

「わたしたちが起業した頃は、D2Cという言葉すらありませんでした」

「たった6年で、Shopifyやインスタグラムといったプラットフォームが誕生した直後に比べて、世界はすっかり変わりました」

胸の形やブラのフィット感についてもっと知ってもらうと、店の壁にはフィット・ファインダーに使われているのと同じイラストが描かれている。

胸の形を描いた壁

Bethany Biron/Business Insider

店を奥に進むと、「プランジ」「クラシック」「レース」といった、それぞれのブラの種類を説明する「ブラ・スタイル・ガイド」が目に入った。

ブラジャーの説明

Bethany Biron/Business Insider

「この店には、伝統的なブラの店と大きく違うところがいくつかあります。ハンガーはなく、商品を置く棚もありません」と、ザック氏。

サードラブのブラジャー

Bethany Biron/Business Insider

代わりにスタイリストが直接、客とやりとりをし、客が壁のディスプレイの中から選んだブラを用意する。

サードラブのブラジャー

Bethany Biron/Business Insider

ここがフィッティング・ルーム。

試着室

Bethany Biron/Business Insider

それぞれの試着室には小さなリモコンが置いてあり、照明を「昼光」もしくは「薄明」に調整することができる。「サポート」のボタンを押せば、スタイリストに質問をしたり、別のサイズを持ってきてもらえる。

試着室のリモコン

Bethany Biron/Business Insider

それぞれの試着室には胸の形をしたネオンサインがついていて、中にいる客が「サポート」ボタンを押すと、光る仕組みになっている。これが光ると、客が助けを必要としていることがスタイリストに伝わる。

試着室

Bethany Biron/Business Insider

控えめな客のためにはスタイリストから離れた試着室もあり、客のスペースを邪魔することなく、スタイリストが別のサイズやデザインのブラを置いて行ってくれる。

試着室の中

Bethany Biron/Business Insider

店を出るときには、セクシーなピンバッジももらえる。

ピンバッジ

Bethany Biron/Business Insider

今後、数カ月は重要な観察の時期になるだろうと、ザック氏は言う。そのパフォーマンスが、この店を2020年も営業し続けるかどうか、同様のポップアップ・ストアを他の都市にもオープンするかどうかを決める判断材料になる。

店内の様子

Bethany Biron/Business Insider

「わたしたちはこの店をいわゆる伝統的な小売店というより、『フィットラボ』にすることができた」と、ザック氏は語った。

[原文:We went bra shopping at the first store for ThirdLove, the startup taking on Victoria's Secret — here's what it was like

(翻訳:深津佑野、編集:山口佳美)

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • LinkedIn
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …

ソーシャルメディアでも最新のビジネス情報をいち早く配信中

あわせて読みたい

Popular

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み