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最高のチームで、変革に挑む。

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[ BUSINESS INSIDER JAPAN Special Feature ]

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アクセンチュアはなぜクリエイティブ人材を採用するのか ── デザインと経営の新しい関係

| ビジネス

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Ayakaさん

「ITに強いコンサルティングファーム」のイメージが強いアクセンチュアだが、近年は多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルを積極的に採用している。なかでも、デジタルコンサルティング本部のアクセンチュア インタラクティブには、従来のコンサルティングファームのイメージからは想像がつかない「クリエイティブ人材」が集まっている。

今、同社にはどのようなプロフェッショナルがいて、何をしているのか。時代の変化に対応して変わるアクセンチュアのビジネスと、そこで働く多様な社員、そしてそのキャリアを紹介する。

「きれい」「おもしろい」だけではない仕事

インタビューに答えるAyakaさん

Ayakaさん。アクセンチュア株式会社デジタルコンサルティング本部アクセンチュア インタラクティブ ブランド エクスペリエンス デザインチームのアートディレクター。アニメが好きで「声優の声の使い分けに詳しい」というユニークな素顔の持ち主。

2018年からアクセンチュア インタラクティブのブランド エクスペリエンス デザインチームで、事業変革・新規事業開発・新会社設立時のブランディングやサービスデザイン開発に携わっているAyakaさん。香港で生まれ育ち、カナダのヨーク大学シェリダンカレッジでグラフィックデザインを学んだ。卒業後もカナダでの就職を考えていたが、教授から「デザインの仕事をするなら日本で働くことも検討してみては?」と言われ、日本へ。広告代理店に入社した。

新卒で入社した制作会社ではアートディレクターとしてWebやアプリ、屋外広告を含めたインタラクティブ・プロモーションの企画立案から体験設計、ビジュアル開発などの実制作までを手掛けた。仕事にはそれなりに手応えがあったが、次第にモヤモヤとした思いがたまっていった。

「広告は人の心を動かすものであることは間違いないけれど、それによって実際にどのくらい売り上げが上がったのか、自分のした仕事にどのくらい価値があるものなのかを知りたいと思うようになりました。見て『きれい』『おもしろい』だけでなく、根本から機能するデザインとはなにか、考えるようになったんです」(Ayakaさん)

その頃、親しくしていた会社の先輩がアクセンチュアに転職することに。

「なぜコンサル?」

と驚いたという。

当時はアクセンチュア インタラクティブがブランド エクスペリエンス デザインチームを立ち上げようとしている時期だった。先輩から転職後の仕事の話を聞くうちに、Ayakaさんも次第にアクセンチュアに関心を抱くようになった。

ビジネス戦略、IT戦略にブランド戦略が加われば、経営の「心・技・体」が揃う

清水さん

清水武穂さん。アクセンチュア株式会社デジタルコンサルティング本部アクセンチュア インタラクティブ シニア・マネジャー。フランス・カンヌで開催される世界最大級の広告祭「カンヌライオンズ」にて、2019年は審査員を務めた。

アクセンチュア インタラクティブのブランド エクスペリエンス デザインチームの立ち上げに携わった、シニア・マネジャーの清水武穂さんは、次のように語る。

「もともとアクセンチュアは、ロジカルシンキングに基づくビジネスソリューションという“技”に優れていたけれども、いわゆるブランドづくりという“心”は弱かった。ブランディングは広告代理店やブランドコンサルティング会社が行う領域と思われがちですが、僕らが言うブランディングは世の中が言うブランディングとはまったく違います」

ブランディングの仕事というと、例えばロゴを刷新する「ブランドイメージング」などの表層的なイメージが思い浮かぶかもしれない。だがそれだけでは足りない。清水さんはこう話す。

「例えばAppleのコールセンターは、困ったときにIDからすぐに調べてくれますよね。こうした顧客対応から、商品やサービス、プライシング、働く社員の振る舞い、採用活動にいたるまで、顧客体験の集積がブランディングにつながります」

清水さんはブランディングとは、経営そのものを指すものだと考えている。

「だからコンサルティング会社がブランディングを行うのはまっとうなこと。そう考えて少しずつ社内を啓蒙していきました。もちろんブランド エクスペリエンス デザインチームの立ち上げ当初は、クリエイティビティを重視する考え方は社内で受け入れられないことも多かった。でも、読む人の心を動かす提案書の作り方や、ブランドが経営にもたらすインパクトをコンサルタントに訴えていく中で、少しずつアクセンチュアの中に理解者が増え、変化していったのです。この変化を受け入れるアクセンチュアはすごいと思いました」(清水さん)

経営に直結する「機能するデザイン」を考える

インタビューに答えるAyakaさん

「機能するデザイン」を求めてアクセンチュアに入社したAyakaさん。「今の仕事はデザインを通して企業経営の根幹から関わることができるのが面白い」と話す。

先輩の勧めでアクセンチュアに入社したAyakaさんは、ブランド戦略、体験デザインの支援、ビジュアル設計などに携わる。例えば新しい会社を立ち上げる際に、会社名はどうするか、言いやすいほうがいいか、引っ掛かりがあるほうがいいか。ミッション、ビジョンの設定はどうするか、どういう価値をもって社員は働くのか──といった大きなコンセプトの設計から、ロゴや名刺、オフィスのデザインまでを手がけている。

「お客さまから発注を受けたものを制作する」のではない。コンサルティング業務と同様、パートナーとして経営層と同じ視点に立って「何が必要か?」と「機能するデザイン」を考える日々だ。

「自分が何のためにデザインするのか。今の仕事は、デザインを通して企業経営の根幹から関わることができるのが面白い。難しいことだけれど、自分にできる範囲のことだけでなく、負荷をかけて新しいことにチャレンジしたい。そういう環境がある会社にいられることはよかったと思いますね」(Ayakaさん)

「ロジカルシンキングが習慣になった」

清水さんとAyakaさん

「働く社員のふるまいから採用活動にいたるまで、企業活動のすべてがブランディング」と話す清水さん。ブランド エクスペリエンス デザインチームの立ち上げから参画し、社内でブランディングの重要性を啓蒙し続けてきた。

アクセンチュアは日本国内だけで約1万2000人、全世界に約48万人も在籍しているグローバル企業。働きやすい組織風土、評価制度、多様性にAyakaさんは驚かされた。

「社員はそれぞれバックグラウンドが違い、考え方も違う。ユニークな人が多く個性が強すぎるように思うけれども、それを受け入れることが当たり前となっている。目の前にある仕事をいいものにしようというだけでなく、もっと遠いところまでを見据える視野の広さも感じます」(Ayakaさん)

Ayakaさんはアクセンチュアの社員を「地頭がいい」と表現する。さらに、仕事に対して指示を受けて行動するのではなく、「自分ごと」という思いが強い。だから自信を持って自分の意見を言える。とはいえ自分の意見を押し通して突っ走るのではなく、ディスカッションを通じて全員が納得のいくまでとことん話し込む。デザインについてもそれは同じで、たとえば名刺のデザイン一つをとっても好みや感覚といった曖昧な表現ではなく、論理に基づいて説明する力が求められる。それは上司も部下も関係ない。

「自分の『こうあるべきだ』という意見を通したければ、ロジカルシンキングが必要。社員はみんなそれができる。だからこそメンバーが納得いくまで話し合うが、だらだら話すことはなく論点が明確で決断も早い。コンサルティング会社でデザインをすることはこういうことが求められるのだとわかりました」(Ayakaさん)

Ayakaさんは、入社してから話し方も考え方も変えたという。働きかたも密度の濃いものに変わり、遅くまで残業するということがなくなった。 Ayakaさんはこの先のキャリアをどう考えているのか。

「今後は自分でプロジェクトを生み出し、チームをリードしていくポジションをめざしたい。アクセンチュアに入ったらみんなそういうマインドを持っていると思います。また、自分のバックグラウンド、ダイバーシティを生かしたプロジェクトにも関わっていきたいですね。社内においてクリエイテイブ職のステップアップの道筋はまだ明確でないので、自ら開拓していきたいと思っています」(Ayakaさん)

「越境できる変態」が世界を変えていく

清水さんとAyakaさん

アクセンチュアのクリエイティブ職は、同社にとってもまだ新しい領域。「切り開いていきたい」と力強く語るAyakaさん(左)と、「クリエイターの枠にとらわれない『越境できる変態』が、世界を変える」と話す清水さん(右)。

クリエイティブ系の職種といっても、環境によって求められる能力は違う。コンサルティング会社で活躍するクリエイターには、何が求められているのか?清水さんは、アクセンチュアで求められる人材について「越境できる変態」とユニークな表現で語る。

「『越境』とは自分のボーダーを超えるという意味。クリエイターであっても、マーケティングや商品開発、人事などビジネス領域の人と会話をして幅を広げていく必要があります。コンサルタントは経営者に提言する立場であるため、自身のアウトプットを異なる立場やビジネス視点で説明できなければなりません。そして、『変態』は何かしらの分野で突出したプロフェッショナルであれ、と言うこと。仕事で求められるスキル以外に、特定の飛び抜けたスキルを持っていることが望まれます」

例えば、清水さんの部署にはソーシャルゲームの世界ランク1位の人がいる。

「どのゲームの開発者よりもソーシャルゲームに詳しいのはもちろん、開発側が気づかなかった視点や、新しい観点を付加することができます。そういう人の意見は、ときにロジックを超え、新しいアプローチを生み出すきっかけになります」(清水さん)

かく言う清水さんはブラジルの格闘技「カポエイラ」のインストラクター資格を持つ。Ayakaさんはいわゆる“アニメオタク”で声優の演技について造詣が深い。

「変態的要素はボーダーを突破し、まだ見ぬ新しい価値を創造する力になる。そういう人が今後世界を変えていくと思います」(清水さん)

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Ayaka:アクセンチュア株式会社デジタルコンサルティング本部アクセンチュア インタラクティブ ブランド エクスペリエンス デザインチームのブランド&クリエイティブストラテジスト。香港生まれの日本人。カナダにあるヨーク大学シェリダンカレッジでグラフィックデザインを学び、東京のデジタルクリエイティブエージェンシーに入社。2018年からアクセンチュアで事業変革、新規事業開発、新会社設立時のブランディングやプロダクト・サービス開発に従事している。

清水武穂:アクセンチュア株式会社デジタルコンサルティング本部アクセンチュア インタラクティブ シニア・マネジャー。総合広告代理店のクリエイティブ職を経て、世界的なデジタル・クリエイティブ・エージェンシーでデジタル時代のブランド体験戦略、コミュニケーション戦略を手がけた。2015年アクセンチュアに入社し「ブランド & クリエイティブ戦略」のチームを立ち上げ、事業変革、新規事業開発、新会社設立時のブランド戦略立案業務に従事。机上論で終わらせない「実現」がモットー。