ユーグレナ、18歳以下の重要ポスト「最高未来責任者」を公募。1部上場企業として初の試み

ユーグレナ CFO

ユーグレナは18歳以下の「最高未来責任者(CFO)」の公募を始めた。

出典:ユーグレナ特設ウェブサイトより編集部キャプチャ

藻の一種ミドリムシや廃食油を主原料に、日本初の国産バイオジェット・ディーゼル燃料の実用化に取り組むユーグレナは8月9日、環境や健康をはじめとする社会課題の解決を目指し、未来を生きる当事者である子どもたちに議論に参加してもらうため、18歳以下の「最高未来責任者(Chief Future Officer、CFO)」を公募すると発表した。

CFOは、同社の2030年に向けた「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、SDGs)」に関するアクション、達成目標の策定に携わるサミットを議長として運営する。また、定時株主総会や関係会合、イベントでのプレゼンテーションなど、役員に相当する重要ポストの役割を果たす。

任期は2019年10月1日から1年間で、報酬は「当人の事情(学校の規則など)を鑑み、当社規定範囲内で決定」としている。契約は業務委託となる。

ユーグレナはこの公募に先立つ7月23日、「未来の大人たちに聞いてみた。」と題する動画を公開。同社副社長の永田暁彦さんと小学生たちとの間で行われた対話の内容を伝えるとともに、「私たちの会社は、未来を生きる子どもたちのためにあります」と宣言していた。

高校生が起業家として未来をつくる時代

ユーグレナ CFO

CFO公募の詳細。未成年の就労や取締役就任にはさまざまの規制があるものの、社会で活躍している10代は少なからずいる。

出典:ユーグレナ特設ウェブサイトより編集部キャプチャ

公募のための特設ウェブサイトはすでにオープン。

「SDGsの17のゴールの中で、あなたが関心のあるものと、そのゴールを達成するために、あなたがユーグレナ社で取り組みたいことを教えてください」(1200文字以内)という課題に回答してエントリーし、書類選考と2度の面接を経て1人が選ばれる。

また、同社はCFOの公募と同時に、前述のSDGsに関するサミットに参加するメンバーも募集(最大10人)する。こちらも18歳以下が対象だが、業務委託契約のCFOと異なり、インターンシップとしての扱いになる。

今回募集するCFOには、役員会に入ってもらうケースも検討しているという。東証1部上場企業の重要ポスト(CxO)に未成年が就任することはきわめて珍しい。ただし、スタートアップでは、現役高校生(16歳)のときにカード決済アプリ事業を立ち上げたワンファイナンシャルの山内奏人さんのような例がある。

(文:川村力)

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