ただのゲーム実況はもう古い? ── 登録者を350万人増やしたYouTuberのテクニック

YouTuberのプレストン・アーセメント

YouTuberのプレストン・アーセメント。

Preston/YouTube

  • YouTuberのプレストン・アーセメントは、自分のチャンネルのコンテンツをゲーム実況からvlogスタイルに切り替え、1年で350万人のチャンネル登録者を獲得した。
  • 彼のチャンネルは以前は「Prestonplayz」という名前だったが、5年以上にわたってゲーム動画を配信した後、チャンネル名から「playz」を取り、コンテンツを切り替えた。
  • アーセメントは、YouTubeビデオの統計と、効果的なテクニックに注目しているとBusiness Insiderに語った。

YouTuberであるプレストン・アーセメント(Preston Arsement)は、自分のチャンネルをゲーム実況からvlog(ビデオブログ)スタイルのコンテンツに切り替え、その後の1年で350万人のチャンネル登録者を獲得した。

アーセメントの成功は、業界のトレンドを読む能力にある。これは、ビジネスチャンスをつかむというだけでなく、彼の動画スタイルにも関係する。

10年前に「Prestonplayz」というチャンネルを開始したとき、彼は『コール オブ デューティ』と『マインクラフト』をプレイするゲーム実況ビデオを配信していた。現在、彼は子供向けのチャレンジ動画やいたずらのようなvlogコンテンツを配信するようになり、チャンネルの名前を「Preston」に変更している。

アーセメントの以前のチャンネル名は「Prestonplayz」だった

アーセメントの以前のチャンネル名は「Prestonplayz」だった

Preston/YouTube

アーセメントの最も人気のあるYouTube動画「弟のマインクラフトの家にいたずらする5つの方法」は、2019年1月にアップロードされ、再生回数は2500万回を記録している。

彼は動画内でマインクラフトをプレイしているが、全体的に以前のゲーム実況スタイルよりも会話が多く、人を引き付ける。

そして、動画の最初と終わりにカメラに顔を向け、フォロワーに直接話しかけることで注目を引いている。

アーセメントの現在のチャンネル名は「Preston」だ

アーセメントの現在のチャンネル名は「Preston」だ。

Preston/YouTube

「私のチャンネルは5年以上にわたってマインクラフトだけだった」とアーセメントはBusiness Insiderに語った。

「しかし、視聴者は実際の生活のコンテンツに強く興味があることがわかった。マインクラフトなら専用のチャンネルを作ることもできるから、マインクラフトをプレイする以上のことをしたかった。私が興味を持っていたのは実際の生活のコンテンツだ」

コンテンツを切り替えながら、彼はすぐに自分のチャンネルの指標に注目した。どのテクニックがうまくいき、何がだめだったかを把握するのに役立ったという。

「リアルな生活のビデオは、準備作業に4時間、撮影に4時間かかる。ゲームビデオとは明らかに違う」とアーセメントは語る。

「しかし同時に、楽しくて、とてもやりがいがある」

以前、アーセメントのパートナーであるNight Mediaの社長のリード・ダッシャー(Reed Duchscher)は、ビデオのタイトルに含まれる特定のキーワードやフレーズが、再生回数とチャンネル登録者の増加にどれほど貢献しているかについて、Business Insiderに語っている。

ダッシャーは、タイトルに「24時間」、「スライム」、「チャレンジ」などのキーワードを使用することは、視聴回数を増やすためのよく知られた方法だと語った。そして、PewResearch Centerの最近のレポートによると、タイトルに「いたずら」または「Fortnite」(ゲームの名前)が入っているビデオは、通常の動画の5倍の視聴回数を稼ぎ出す。

アーセメントは、このキーワードの法則に従い「弟に24時間イエスと言い続けた」というタイトルの動画で1780万回の再生を獲得した。

この新しいスタイルは、彼のチャンネルを大きく成長させるのに役立った。YouTubeのデータトラッキングサイトのSocial Bladeによると、2018年7月、650万人の登録者がいたあーセメントのYouTubeチャンネルは、現在、登録者が1000万人を超えている。

[原文:How YouTube creator Preston totally changed his style of videos and gained 3.5 million new subscribers in a year

(翻訳:一柳優心、編集:Toshihiko Inoue)

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