世界初! ニュージーランド、仮想通貨による給与支払いを合法化

ビットコイン

David Ryder/Stringer

  • ニュージーランドでは9月1日から、企業が従業員の給与を仮想通貨で支払うことが法的に認められる。フィナンシャル・タイムズによると、これは世界初だという。
  • 同国は、使用する仮想通貨は法定通貨にペッグされていること、通常の支払い形式に転換できることを求めている。 これにより、企業は給与をニュージーランド・ドルに代わってビットコインで支払うことが可能になる。
  • 仮想通貨で給与を支払う企業は、同国の「PAYE(Pay As You Earn)」と呼ばれる制度を通じて所得税を差し引くことができる。

8月12日付けのフィナンシャル・タイムズによると、ニュージーランドは世界初の仮想通貨による給与支払いを合法化した国となった。

ニュージーランドの税務当局は、仮想通貨で給与を支払う場合、少なくとも1つの法定通貨にペッグされている仮想通貨を使用するよう規定している。また、仮想通貨による支払いは通常の支払い形式に直接転換できるよう求めている。

これにより、ニュージーランドでは9月1日以降、時価総額で世界最大の仮想通貨であるビットコインも給与支払いの形式の1つとして認められる。

この決定が最初に明らかになったのは、8月7日の公報だ。これには、ニュージーランドが仮想通貨による賞与の支払いも認める方針であることも書かれている。所得税の控除もこれまで通りだ。ただ、フリーランスで働く人は、仮想通貨による給与支払いを選択することはできない。

ニュージーランドの今回の動きは、日々の支払い方法の分野に議論の分かれるデジタル資産をより積極的に取り入れようとするものだ。仮想通貨は規制から比較的自由で、その追跡不能性が匿名によるオンライン上での購入人気に貢献した。イギリスのロンドンに拠点を置く法律事務所Mackrell Turner Garrettの弁護士、トーマス・ヒューム(Thomas Hulme)氏は今回の動きについて、「人々が(仮想通貨による)支払いを求めていることを政府が認識するさらなる一歩だ」とフィナンシャル・タイムズに語っている。

仮想通貨は今までにない —— そして変動しやすい —— 投資資産とも見なされている。貿易戦争の不安によって投資家が株式市場から逃れる中、ビットコインは19カ月ぶりの高値で取り引きされている。それでも、2017年12月の約2万ドルという史上最高値からは約42%低い。

今年6月にはフェイスブックが独自の仮想通貨「リブラ(Libra)」を発表。投資家や政府のプライバシーに関する懸念をかき立てたが、テック大手がデジタル通貨に関心を示したことで、この技術に新たな正統性が加わった。

[原文:New Zealand just became the first country to legalize salary payments in cryptocurrencies (BTC)]

(翻訳、編集:山口佳美)

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