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iPhone XS Maxの通知を「聴ける」賢い完全無線イヤホン「Zeeny TWS」の実力

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Zeeny TWSのパッケージを開封したところ。

撮影:伊藤有

いまやスマホの音楽視聴に欠かせない存在となったBluetoothイヤホン。そのなかでも、ここ数年で一気に流行になったのが、接続ケーブルを一切なくした「完全ワイヤレスイヤホン」だ。

国内ではアップルの「AirPods」が圧倒的シェアトップ。BCNによる2019年1〜3月の調査では、無線充電対応タイプと合わせてシェア約34.2%を誇る。

つまり、残り6割半を大手と新興メーカーで奪い合う形で、他メーカーにはない機能(ノイズキャンセルの性能など)や価格など、しのぎを削る状況になっている。

そういった製品のなかで、ユニークなアプローチをするのがNAINの「Zeeny TWS」(直販価格1万5000円、税別)だ。

iOSでもAndroidでも「通知」の読み上げに対応

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充電器を兼ねる収納ケースに入れて持ち歩くスタイル。AirPodsが定着させたが、いまや一般化した。

Zeeny TWSは、スマホに表示される各種通知を読み上げてくれたり、iOSのSiriやAndroidのGoogle音声検索を声で操作できること。もちろん、音楽を再生しながらだ。ジャンルとしては、「ヒアラブルデバイス」と呼ばれるカテゴリーになる。

通知の読み上げに関しては、Android、iOSを問わず使える機能で、多くのアプリに対応できるという。

早速、iPhone XS Maxで実機テストしてみた。

読み上げ機能を実現するため、Bluetoothのペアリングは独特の実装をしている。

初期設定は、Zeenyアプリをインストールして、その指示に従っていく形で、難しさはない。

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手のひらに乗るサイズだが、結構高さがある。右側には充電端子(micro USB)と4段階のバッテリーインジケーターがある。

流れとしては、

  1. 通常のBluetoothペアリングをiOS上から設定
  2. 続いて、Bluetooth Low Energy(BLE)デバイスとして別のペアリングを設定

という2段階を踏む。そのため使用時は、「Zeeny TWS /L」と「Zeeny TWS /L / BLE」という(見た目上)2つのデバイスをiPhoneに接続する形になる。

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iPhoneからは2つのデバイスが認識される。最初の認識作業にちょっと一手間かかるが、あとは普通の完全ワイヤレスイヤホンと同等の使い勝手だ。

Androidはともかく、iPhoneで通知をアプリが読み取るサービスをつくるのは一苦労あるはずだが、「イヤホンをBLE機器としても登録する」というのがキモなのかもしれない。

アプリの「通知」を自動認識して読み上げる

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完全ワイヤレスイヤホンは、装着した時のサイズ感も注意点。Zeenyは十分にコンパクトで、前からみた時も変に耳から飛び出したりはせず、違和感なく使える。

さて、純粋なBluetoothイヤホンとして音質を評価すると、良い意味で「普通」。取り立てて特徴があるわけではないものの、妙にブーミーに低音を鳴らしたり、逆に薄っぺらだったりということもなく、気持ちよくリスニングできる。耳に挿入するカナル型のため、遮音性もそこそこある。

Bluetoothイヤホンとしてもちゃんと満足できる音質であることは、こういう一芸デバイスの場合、重要だ。

続いて、通知の使い勝手。

スマホは常に身につけているし、何なら腕にはスマートウォッチも巻いているので、これ以上通知は要らないのでは? という人もいるかもしれない。が、数日間使ってみた感想では、これはこれでアリだと思った。

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Zeeny TWSのアプリ画面。ここに認識されている通知が、そのまま読み上げられる。

音楽を聞いているだけで

「名刺交換したxxxxさんとつながりました。」(名刺アプリEight)

「xxx時に自宅の鍵を解錠しました」(Qrio Lock)

「Messengerからの通知。(人名、メッセージ文面)」(Facebook Messenger)

「メルカリからの通知。xxxxxxさんが新たに出品しました」(メルカリ)

といったことが、耳に飛び込んでくる。

特に重宝したのは、電車の車内。

満員に近い電車だとスマホを取り出すのが億劫なときもあるし、メールやSlackなどの通知も、いちいち全部は見ていられない。結局、「自分がスマホを開いたとき」だけ一通りの通知をチェックすることになるが、iPhoneの通知リストの上半分くらいしか見ていない、ということはよくある。

こういう僕みたいなタイプの人には、通知のチェックもれがなくなるのは、今すぐに体感できるメリットだろう。

「メール通知」は設定に一工夫ほしい部分も

出典:NAIN社の公式アカウントより

一方、通知で改善してほしい部分は、個人的には「メール」の通知だった。

これは完全に職業上の問題だが、ニュースメディアの編集者には、1日に数百通のメールが届く。その大半は、プレスリリースだ。

プレスリリースの場合、メール文面が長すぎるので、通知で受け取れる規定いっぱいの「長文の音声読み上げ」が発動することになる。これが3件も続くと、鬱陶しいと感じてしまう。

一方で、そうした中に混じった「用件だけが適切に書かれた仕事メール」の読み上げはかなり有効だということもわかった。即レス返事をするかどうか、すぐ判別できるからだ。

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Zeeny TWS

16,200円

ちなみに、どのアプリの通知を読み上げるかは、設定画面から簡単に選べる(正確には、キャッチした通知は基本すべて読み上げようとするので、不要なアプリは自分で対象外に設定する)。僕の場合は結局、メール通知はオフにしてしまった。

このメールを読み上げすぎる問題は「読み上げる長さが変えられない」こと。なので、仮に設定で「最大読み上げ文字数も制限」などがあると、必ずしも全文読む必要ないメールが大量に届く人向けにも、快適さが確保できる。

ただ、メールでは業務上のやりとりが中心だという人には、現状でも十分使い物になる。

また、そもそもLINEやメッセンジャーの通知にはかなり効果が高いので、「画面を見ずに通知をチェックしたい」という人には、独自の一芸がある完全ワイヤレスイヤホンとして覚えておくといい製品だ。

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(文、写真・伊藤有)

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